PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.1 (伝送路二重化機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 - |
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第3章 導入 | > 3.7 その他の機能の設定 | > 3.7.3 タグVLANインタフェースを使用した伝送路の冗長化 |
NIC切替方式でタグVLANインタフェースを束ねる場合、物理インタフェースの代わりにタグVLANインタフェースを指定します。
なお、同一物理回線上のタグVLANインタフェースを複数の仮想インタフェースで束ねる場合は、監視先情報の設定により「同期切替え」と「非同期切替え」の2種類の切替え動作を設定することができます。以下に、「同期切替え」と「非同期切替え」のそれぞれの動作について説明します。
監視先の設定方法については、“7.7 hanetpollコマンド”を参照してください。
タグVLANインタフェースを束ねる複数の仮想インタフェースについて、監視先情報に同一の監視先IPアドレスを設定することにより、伝送路異常発生時に、すべての仮想インタフェースを同期して切替えることができます。仮想インタフェースの同期切替えは、監視先となるスイッチ/HUBに、管理用IPアドレスが1つしか設定できない場合に選択します。
図3.9に、仮想インタフェースの同期切替えを行う場合の構成を示します。
同期切替えとは逆に、タグVLANインタフェースを束ねる複数の仮想インタフェースを非同期に切替えることができます。この場合、監視先情報には仮想インタフェース毎に異なる監視先IPアドレスを設定します。仮想インタフェースの非同期切替えは、監視先となるスイッチ/HUBに、管理用IPアドレスが複数設定可能な場合、および、待機NICを有効に使用したい場合に選択します。
監視先となるスイッチ/HUBに管理用IPアドレスが1つしか設定できない場合で、仮想インタフェースの非同期切替えを行いたい場合は、1つの仮想インタフェースに対する監視先にスイッチ/HUBの管理用IPアドレスを設定し、その他の仮想インタフェースについては、他の接続機器または相手ホストを監視先として設定してください。
図3.10に、仮想インタフェースの非同期切替えを行う場合の構成を示します。
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