PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.1 (伝送路二重化機能編) - Solaris (TM) オペレーティングシステム版 -
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2.2.10 自動切戻し機能
NIC切替方式において、待機パトロール機能を使用することにより、異常となった伝送路を復旧させた後、即時に自動切戻しを行うか、または、使用中の伝送路に異常が発生した時に自動切戻しを行うかを設定することができます。図2.38に、自動切戻し機能の動作概要図を示します。

[図2.38 自動切戻し機能]
監視先としてHUB以外の機器を指定すると、通信経路の異常発生箇所によっては、異常となった伝送路が復旧しても、即時に自動切戻しが行われない場合があります。
従って、即時切戻しを行いたい場合には、必ず監視先としてHUBを指定してください。

- 異常となったインタフェースを復旧後、待機パトロールにより復旧が検出される(885番のメッセージが出力される)前に、使用中のインタフェースが異常となった場合は、NICの切戻しが行われません。この場合、インタフェースが両系異常となりますので、“4.6.4 NIC切替方式における伝送路異常発生時の復旧手順”を参照し、インタフェースの復旧を行ってください。
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