SSF/Backup Facility 導入手引書 |
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第8章 オプション製品の追加導入 |
Legato Networkerの導入手順を以下に示します。
SPシリーズでLT160のみを使用する場合は、LT160の論理ライブラリの設定を行う必要があります。
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SPシリーズ上でNetworkerを使用するためには、事前に、X-Windowsの自動起動設定を有効にしておく必要があります。
以下のコマンドを実行し、X-Windowsを自動起動に設定します。
# mv /etc/rc2.d/_S99dtlogin /etc/rc2.d/S99dtlogin <Return> |
サーバとデバイス ドライバ ソフトウェア(SCSI ストレージ デバイスを使用するNetWorker で必要)の各パッケージを、ローカルCD-ROM デバイスからインストールします。この例では、インストールを実行した時に、太字で示したコマンドに対して受け取るメッセージのみを示してあります。
NetWorker ソフトウェアのインストールスクリプトは、インストール時に/etc/rpc および /etc/syslog.conf ファイルを変更します。
以下のコマンドを実行し、現在のファイルをバックアップします。
# cp /etc/rpc /etc/rpc.old <Return> # cp /etc/syslog.conf /etc/syslog.conf.old <Return> |
# pkgadd -d /cdrom/nw_712/NW712_J <Return> |
次のパッケージを利用できます: 1 LGTOclnt NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Client (sparc) 7.1.2.Build.325 2 LGTOdrvr NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Device Drivers (sparc) 7.1.2.Build.325 3 LGTOjaman NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Japanese Man (EUC) (sparc) 7.1.2.Build.325 4 LGTOjapn NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Japanese Locale (sparc) 7.1.2.Build.325 5 LGTOman NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Man (sparc) 7.1.2.Build.325 6 LGTOnode NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Storage Node (sparc) 7.1.2.Build.325 7 LGTOserv NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Server (sparc) 7.1.2.Build.325 パッケージ (複数可) を選択してください (すべてのパッケージを 処理するには 'all' を入力してください)。 (default: all) [?,??,q]: all <Return> .... Directory to use for client, licensing and server information [/nsr]? /nsr <Return> .... Enter the first NetWorker server's name [no more]: <Return> ← リターンのみ Allowing access to all NetWorker servers. Start NetWorker daemons at end of install [yes]? no <Return> .... このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <LGTOclnt> のインストールを継続しますか [y,n,?] y <Return> .... このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <LGTOdrvr> のインストールを継続しますか [y,n,?] y <Return> .... このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <LGTOjaman> のインストールを継続しますか [y,n,?] y <Return> .... このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <LGTOjapn> のインストールを継続しますか [y,n,?] y <Return> .... このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <LGTOman> のインストールを継続しますか [y,n,?] y <Return> .... Start NetWorker daemons at end of install [yes]? no <Return> .... このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <LGTOnode> のインストールを継続しますか [y,n,?] y <Return> .... Enter device name ([Return] if no more): <Return> Start NetWorker daemons at end of install [yes]? no <Return> .... このパッケージには、パッケージのインストール処理中にスーパーユーザーの アクセス権で実行するスクリプトが含まれています。 <LGTOserv> のインストールを継続しますか [y,n,?] y <Return> .... 次のパッケージを利用できます: 1 LGTOclnt NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Client (sparc) 7.1.2.Build.325 2 LGTOdrvr NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Device Drivers (sparc) 7.1.2.Build.325 3 LGTOjaman NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Japanese Man (EUC) (sparc) 7.1.2.Build.325 4 LGTOjapn NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Japanese Locale (sparc) 7.1.2.Build.325 5 LGTOman NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Man (sparc) 7.1.2.Build.325 6 LGTOnode NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Storage Node (sparc) 7.1.2.Build.325 7 LGTOserv NetWorker for Solaris (Backup/Recover) Server (sparc) 7.1.2.Build.325 パッケージ (複数可) を選択してください (すべてのパッケージを 処理するには 'all' を入力してください)。 (default: all) [?,??,q]: q <Return> # |
# cd / <Return> # eject cdrom <Return> |
NetWorker製品を購入すると、製品パッケージとは別にEnabler Certificateを受け取ります。
Certificateのイネーブラコードを使用して、購入したNetWorker製品を有効にしてライセンス登録する必要があります。
製品をインストールした後、次のステップにしたがってイネーブラ コードを入力してください。
# nwadmin & <Return> |
ソフトウェアを有効にしてから45 日以内にソフトウェアをライセンス登録します。
Legato はすべて記入されたライセンス登録用紙を受け取ると、ユニークな認証コードを返送します。
ソフトウェアを永久的に有効にするため、Registration ウィンドウに認証コードを入力します。
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テープドライブの制御に、Solaris OS標準のstドライバを使用します。
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テープライブラリ装置との接続に、GP7B8FC1(GP7B8FC1-F)、PW008FC2(PW008FC2-F)、またはPW008FC3(PW008FC3-F)ファイバチャネルカードを使用する場合、/usr/kernel/drv/lus.confファイルを編集し、known-scsi-adaptersエントリを追加する必要があります。
GP7B8FC1(GP7B8FC1-F)ファイバチャネルカードの場合 |
pci10cf,105c:126-32C |
PW008FC2(PW008FC2-F)ファイバチャネルカードの場合 |
pci10cf,1178:126-32C |
PW008FC3(PW008FC3-F)ファイバチャネルカードの場合 |
# vi /usr/kernel/drv/lus.conf <Return> |
上記の太字で示す部分を追記してください。
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jbconfigコマンドでライブラリの種類を設定する必要があります。ライブラリの種類、ドライブの種別を以下のように設定してください。
ライブラリの種類 |
Autodetected SCSI Jukebox |
ドライブの種別 |
LTO Ultrium(Ultrium1ドライブの場合) |
jbconfigコマンドを実行し、オートチェンジャ(ジュークボックス)のコンフィグレーションを行う必要があります。
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テープライブラリ装置を使用するにあたって、ロードタイムアウトを300秒(5分)に設定する必要があります。設定は、Ultrium1ドライブはNSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM、Ultrium2ドライブはNSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM_2環境変数で行います。
NSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM=300 export NSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM NSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM_2=300 export NSR_DEV_LOAD_TIME_LTO_ULTRIUM_2 |
# shutdown -y -g0 -i6 <Return> |
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NetWorkerのインストールはシングル構成への導入「8.1.1.1 インストール」と同じですので、そちらを参照してください。
NetWorkerのインストール後、NetWorkerのデーモンを停止します。NetWorkerデーモンの停止は、/usr/sbin/nsr_shutdownコマンドを使用します。
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# mv /etc/rc2.d/S95networker /etc/rc2.d/FJSVclntw.S95networker <Return> # mv /etc/rc0.d/K05networker /etc/rc0.d/FJSVclntw.K05networker <Return> |
# su <Return> |
CD-ROM媒体をCD-ROM装置にセットし、pkgadd(1M)コマンドを実行し、パッケージをインストールしてください。
# pkgadd -d /cdrom/cdrom0/Package FJSVclntw <Return> |
: This package's default installation information is following: Program install directory:/opt Do you want to change the install directory? [y,n,?,q] <Return> ← リターンのみ ## processing package information. ## processing system information. : : |
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PRIMECLUSTER Wizard for NetWorkerが提供する、clntwparamコマンドを使用して、以下の2つを設定します。設定は、各ノードでそれぞれ行う必要があります。
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NetWorkerインストール時に指定した/nsrの実体がある場所を絶対パス名でLocal_Pathパラメタに設定します。
# /etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam Local_Path /var/opt/nsr <Return> |
上記では、/var/opt/nsr をNetWorkerのインストール先絶対パスとして指定する場合の例を示しています。
NetWorkerがサーバクラスタ形態で動作する場合に共用するデータベース領域が配置される場所を絶対パス名でVirtual_Pathパラメタに設定します。
# /etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam Virtual_Path /sp/nbu/nsr <Return> |
上記では、/sp/nbu/nsr をNetWorkerの共用データベース領域として指定する場合の例を示しています。
nwclntwaddコマンドを使用して、ローカルディスクに作成したNetWorkerデータベース(/nsr配下)を共用ディスクのVirtual_Pathにコピーします。
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ここでいうGDS ボリュームは、以下の用途で使用するために割当てたボリュームを指しています。
# sdxvolume -N -c class0001 -v volume0013 <Return> |
# mount /dev/sfdsk/class0001/dsk/volume0013 /sp/nbu <Return> |
# /etc/opt/FJSVclntw/bin/nwclntwadd <Return> 1 /sp/nbu 2 /oracle 3 /data Select Mount-Point Number (quit:q) : 1 <Return> Virtual_Path Mount NetWorker Database copy Virtual_Path Unmount Setup is succeeded. # |
# umount /sp/nbu <Return> |
ここでいうGDS ボリュームは、以下の用途で使用するために割当てたボリュームを指しています。
# sdxvolume -F -c class0001 -v volume0013 <Return> |
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NetWorkerのサーバのユーザアプリケーションを作成します。
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プライマリノードにおいて、NetWorker から使用する磁気テープライブラリシステムの設定を行います。設定手順は「8.1.1.3 NetWorker から使用する磁気テープライブラリシステムの設定」を参照してください。
NetWorkerの設定を行います。
以下の点に注意してNetWorkerの設定を行ってください。NetWorkerの設定手順については、NetWorkerのマニュアルを参照してください。
NetWorkerのクライアント定義などの各種設定は運用側から行い、待機側で行う必要はありません。環境定義後、クラスタシステムの切替えを行い、運用側で定義した設定が待機側から有効になっていることを確認します。確認後は、再度クラスタシステムの切替えを行います。
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ログファイル(/var/opt/FJSVclntw/logs/FJSVclntw.log)に数行のトレース情報出力後、「INFO:GdCheck: Beginning of process watch.」と出力されれば、正常に運用が開始されています。
クラスタ切替えを行い他のクラスタノード上で同様の動作確認を行ってください。
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動作確認完了後、NetWorkerのライセンス登録を行ってください。
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