SSF/Backup Facility 導入手引書
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付録A 磁気テープライブラリ使用時の注意事項

A.2 ETERNUS LT160磁気テープライブラリシステム

A.2.1 ライブラリ装置の設定

■OSと接続するための設定

ライブラリ装置をOSと接続するために、接続環境(FCまたはSCSI)に応じたライブラリ装置の設定を行ってください。

また、「論理ライブラリの設定」をせず、SPシリーズにネットワーク型バックアップソフトウェアを導入する場合は、複数のライブラリ装置が必要です。

  • 設定内容の詳細については『ETERNUS LT160 テープライブラリ セットアップガイド (UNIX/IAサーバ編)』を参照してください。

  • ネットワーク型バックアップソフトウェアを導入する場合、LMF Liteとネットワーク型バックアップソフトウェアで異なるターゲットIDを設定してください。

 

■ライブラリ装置の動作モードの設定

ETERNUS LT160をSPシリーズで使用できるようにするために、オペレーションパネルを操作して、ライブラリ装置の動作モードを以下の表を参照して設定してください。

設定項目

設定内容

Auto Clean

Enable

Fast Load

Enable


なお、上記の表で示していない設定項目については、お使いの環境に応じて設定してください。

  • オペレーションパネルの操作方法は『ETERNUS LT160 テープライブラリ ユーザーズガイド (UNIX/IAサーバ編)』を参照してください。

 

論理ライブラリの設定

SPシリーズにネットワーク型バックアップソフトウェアを導入する場合は、ETERNUS LT160の論理ライブラリの設定が必要です。
論理ライブラリ機能は、1台のライブラリ資源(ロボット、セル、ドライブ)を論理的に分割し、複数のライブラリを作成します。

  • 「LT160 論理ライブラリオプション」では、最大2つの論理ライブラリを作成できます。

  • 論理ライブラリの設定手順の詳細については『ETERNUS LT160 テープライブラリ セットアップガイド (UNIX/IAサーバ編)』および『ETERNUS LT160 テープライブラリ ユーザーズガイド (UNIX/IAサーバ編)』を参照してください。

  • ネットワーク型バックアップソフトウェアを導入する場合、LMF Liteで使用するアダプタとネットワーク型バックアップソフトウェアで使用するアダプタは、異なるターゲットIDを設定してください。

 

A.2.2 OSの設定 

  • クラスタ構成の場合、本作業は、プライマリノードとセカンダリノードの両方で行ってください。

 

  1. SPシリーズにログインし、viエディタ等で/kernel/drv/st.confファイルを以下のように編集してください。
    ただし、"tape-config-list"定義行に既に他のエントリが存在している場合は、既存のエントリと上記エントリを","(カンマ)で区切って併記してください。エントリの最後は注1 のように";"(セミコロン)で終了させる必要があります。
    なお、st.confファイルでは、行頭に"#"がある行はコメント行です。"tape-config-list"行の先頭に"#"がないことを確認してください。
    tape-config-list =
    "IBM□□□□□ULTRIUM-TD1", "IBM Ultrium1", "LTO_Ultrium1", (※1)
    "IBM□□□□□ULTRIUM-TD2", "IBM Ultrium2", "LTO_Ultrium2"; (※2) 注1) □は空白を示します。
    ...
    LTO_Ultrium1 = 1,0x36,0,0x29679,4,0x00,0x00,0x00,0x40,3; (※1)
    LTO_Ultrium2 = 1,0x36,0,0x29679,4,0x00,0x00,0x00,0x42,3; (※2)

    ※1: LT160に、Ultrium1 テープドライブが搭載されている場合に記述します

    ※2: LT160に、Ultrium2 テープドライブが搭載されている場合に記述します

     

  2. 『ETERNUS LT160 テープライブラリ セットアップガイド (UNIX/IAサーバ編)』を参照して、接続環境に応じた設定を行ってください。

    • 設定内容の詳細については『ETERNUS LT160 テープライブラリ セットアップガイド (UNIX/IAサーバ編)』を参照してください。

    • ネットワーク型バックアップソフトウェアを導入する場合、LMF Liteで使用するアダプタとネットワーク型バックアップソフトウェアで使用するアダプタは、異なるターゲットIDを設定してください。

     

  3. 再起動後にデバイスファイルを再構築するため、以下の手順を実施してください。
    # rm -f /dev/rmt/* <Return>
    # touch /reconfigure <Return>

     

  4. システムを再起動してください。
    # shutdown -y -g0 -i6 <Return>

 


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