SSF/Backup Facility 導入手引書
目次 索引 前ページ次ページ

付録A 磁気テープライブラリ使用時の注意事項

A.1 ETERNUS LT130磁気テープライブラリシステム

A.1.1 ライブラリ装置の設定 

■OSと接続するための設定

ライブラリ装置をOSと接続するために、接続環境(FCまたはSCSI)に応じたライブラリ装置の設定を行ってください。

また、SPシリーズにネットワーク型バックアップソフトウェアを導入する場合は、複数のライブラリ装置が必要です。

  • 設定内容の詳細については『ETERNUS LT130 テープライブラリ セットアップガイド』を参照してください。

  • ネットワーク型バックアップソフトウェアを導入する場合、LMF Liteとネットワーク型バックアップソフトウェアで異なるターゲットIDを設定してください。
    ライブラリ装置の接続環境がSCSIのみの場合、ライブラリ装置のコントローラSCSI-IDの変更が必要な場合があります。

 

■ライブラリ装置の動作モードの設定

ETERNUS LT130をSPシリーズで使用できるようにするために、オペレーションパネルを操作して、ライブラリ装置の動作モードを以下の表を参照して設定してください。

設定項目

設定内容

Library Remains Offline After Power-up Initialization

Disable

Auto Power-up An Installed Drive After Timeout

Disable

Unload Mode

Implicit

Total Reserved Slots

0

Auto Clean Mode

Disable

Drive and Slot Numbering

0

Library Mode

Random

Mail Slot Mode

運用に応じて設定

Barcode Label Size

8

Barcode Label Alignment

Left

Barcode Label Check Degit

Disable

Barcode Reader

Enable

Module Configuration

変更不可(CE設定)


なお、上記の表で示していない設定項目については、お使いの環境に応じて設定してください。

  • オペレーションパネルの操作方法は『ETERNUS LT130 テープライブラリ ユーザーズガイド』を参照してください。

 

A.1.2 OSの設定 

  • クラスタ構成の場合、本作業は、プライマリノードとセカンダリノードの両方で行ってください。
  1. SPシリーズにログインし、viエディタ等で/kernel/drv/st.confファイルを以下のように編集してください。
    ただし、"tape-config-list"定義行に既に他のエントリが存在している場合は、既存のエントリと上記エントリを","(カンマ)で区切って併記してください。エントリの最後は注1 のように";"(セミコロン)で終了させる必要があります。
    なお、st.confファイルでは、行頭に"#"がある行はコメント行です。"tape-config-list"行の先頭に"#"がないことを確認してください。
    tape-config-list =
    "HP□□□□□□Ultrium 1", "HP Ultrium", "ULTRIUM1", (※1)
    "HP□□□□□□Ultrium 2", "HP Ultrium", "ULTRIUM2"; (※2) 注1) □は空白を示します。
    ...
    ULTRIUM1 = 1,0x36,0,0x29679,4,0x00,0x00,0x00,0x40,3; (※1)
    ULTRIUM2 = 1,0x36,0,0x29679,4,0x00,0x00,0x00,0x42,3; (※2)

    ※1: LT130に、Ultrium1 テープドライブが搭載されている場合に記述します

    ※2: LT130に、Ultrium2 テープドライブが搭載されている場合に記述します

     

  2. 『ETERNUS LT130 テープライブラリ セットアップガイド』を参照して、接続環境に応じた設定を行ってください。

    • 設定内容の詳細については『ETERNUS LT130 テープライブラリ セットアップガイド』を参照してください。

     

  3. 再起動後にデバイスファイルを再構築するため、以下の手順を実施してください。

    # rm -f /dev/rmt/* <Return>
    # touch /reconfigure <Return>

     

  4. 以下の手順でシステムを再起動してください。

    # shutdown -y -g0 -i6 <Return>

 


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005