SSF/Backup Facility 導入手引書 |
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第5章 クラスタ構成での導入 |
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クラスタ構成の導入では、PRIMECLUSTERを使用した作業があります。ここでは、PRIMECLUSTERのWeb-Based Admin Viewにログインする方法を説明します。
また、作業で頻繁に使用することになる[Global Cluster Servicesメニュー]への入り方を説明します。
Web-Based Admin Viewを初めて利用する場合は、Web-Based Admin Viewの事前設定をしておく必要があります。
以下の手順に従って、Web-Based Admin Viewの事前設定を行ってください。
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以下のコマンドを実行します。
# /etc/init.d/fjsvwvcnf stop <Return> # /etc/init.d/fjsvwvbs stop <Return> |
プライマリノード、セカンダリノードで実行するコマンドが異なります。それぞれ以下のようにコマンドを実行します。
プライマリノードの場合
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam primary-server <プライマリノードのIPアドレス > <Return> # /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam secondary-server <セカンダリノードのIPアドレス > <Return> # /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam mip <プライマリノードのIPアドレス > <Return> # /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam httpip <プライマリノードのIPアドレス > <Return> |
セカンダリノードの場合
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam primary-server <プライマリノードのIPアドレス > <Return> # /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam secondary-server <セカンダリノードのIPアドレス > <Return> # /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam mip <セカンダリノードのIPアドレス > <Return> # /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam httpip <セカンダリノードのIPアドレス > <Return> |
プライマリノードの場合のコマンドの実行例を以下に示します。
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# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam primary-server 10.34.214.181 <Return> # /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam secondary-server 10.34.214.182 <Return> # /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam mip 10.34.214.181 <Return> # /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvSetparam httpip 10.34.214.181 <Return> |
以下のコマンドを実行します。
# /etc/opt/FJSVwvbs/etc/bin/wvCntl restart <Return> # /etc/init.d/fjsvwvcnf restart <Return> |
Webブラウザで、以下の形式でURLを指定してください。ただし、Webブラウザとして、Netscape Communicator 4.7 以上か、Internet Explorer 5.0以上を使用してください。
http://プライマリノードのIPアドレス:8081/Plugin.cgi |
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クラスタ管理用のユーザ名(wvroot)、パスワードを入力し、[確認]をクリックします。
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Cluster Foundation (CF)とCIPは、Cluster AdminのCFウィザードを使用して以下の情報を設定します。
設定項目 |
設定内容 |
クラスタ名 |
クラスタシステムの名称を設定します。 |
クラスタノード |
クラスタに参入するノードを選択します。 |
CFノード名 |
クラスタを構成するノードの名前を設定します。 |
クラスタインタコネクト |
クラスタを構成する各ノードで、CFのノード間通信に使用するネットワークインタフェースを決めます。 |
IPインタコネクト |
CFがIPを使って動作できるようにする場合設定します。この設定はオプションです。 |
CIPサブネット |
以下を設定し、CFで使用するIPを設定します。
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CFリモートサービスの使用の確認 |
以下の機能を有効にするよう設定します。
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CIM(クラスタ整合性モニタ)構成の設定 |
CIMで監視するノードを設定します。 |
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クラスタインタコネクト用ネットワークインターフェースを有効にします。
# ifconfig インタフェース名 plumb <Return> |
# ifconfig fjfe0 plumb <Return> |
「Web-Based Admin View」を表示し、「Global Cluster Services」−「Cluster Admin」をクリックします。
プライマリノードを選択し、<確認>をクリックします。
[cf]タブを選択し、[設定]をクリックします。クリック後、クラスタノードのスキャンが行われます。
[新規CFクラスタの作成]にチェックし、<次へ>をクリックします。
「クラスタ名」に、運用するクラスタ名を入力します。また、「利用可能なノード」一覧に表示されているセカンダリノードを選択し、<追加>をクリックします。セカンダリノードが「クラスタノード」一覧に追加されていることを確認し、 <次へ>をクリックします。<次へ>をクリックするとクラスタを構成するノードの検出が開始されます。
CFノード名は変更せずに、<次へ>をクリックします。
「トポロジ」を選択し、CFノード間で使用するインタコネクトを選択し、<次へ>をクリックします。
ここでインタコネクトには、業務LANとして使用するもの以外を2つ選択します。
以下の情報を設定し、<次へ>をクリックします。
設定パラメタ | 設定値 |
IPインタコネクト数 | 0 |
サブネットの自動グループ化 | チェックする |
以下の情報を設定し、<次へ>をクリックします。
設定パラメタ | 設定値 |
構成するCIPサブネットの数 | 1 |
全てのCIPサブネットに全てのノードを配置します | チェックする |
ノードサフィックス | RMS |
サブネット番号 | 192.168.1.0 |
サブネットマスク | 255.255.255.0 |
RMSで使用 | チェックする |
以下の情報を設定し、<次へ>をクリックします。
設定パラメタ | 設定値 |
cfcp(CFファイルコピー)の実行許可 | チェックする |
cfsh(CF遠隔コマンド実行)の実行許可 | チェックする |
ノード | 両ノードともチェックする |
設定した内容を確認し、<完了>をクリックします。構成設定が完了すると、完了画面が表示されますので、<確認>をクリックします。
続いて、シャットダウン機構の設定を行うための画面が表示されます。
<はい>をクリックする場合は、自動的に、次節「シャットダウン機構の設定」の手順4 に進みます。<いいえ>をクリックする場合は、次節「シャットダウン機構の設定」の手順1 に進みます。
ここでは、シャットダウン構成ウィザードを使用してシャットダウン機構を設定する手順について説明します。
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シャットダウン機構と非同期監視の設定手順は、以下のマニュアルを参照してください。
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使用するコンソールの情報を確認します。
使用するコンソールは、SP5000モデルの種類により異なります。
SP5000モデル450Cの場合は、XSCFを使用し、SP5000モデル650Cの場合は、RCCUを使用します。
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「Web-Based Admin View」を表示し、「Global Cluster Services」−「Cluster Admin」をクリックします。
プライマリノードを選択し、<確認>をクリックします。
「cf」タブを選択し、「ツール」メニューの「シャットダウン機構」―「設定ウィザード」をクリックします。
「簡単な設定(推奨)」を選択し、<次へ>をクリックします。
SP5000モデルに合わせて、以下の情報を設定し、<次へ>をクリックします。
SP5000モデルの種類 | 選択するシャットダウンエージェントの項目 | |
SP5000モデル450C | SCON を使用しない設定 | RCI Panic RCI Reset Console Break XSCF Panic XSCF Reset |
SP5000モデル650C | SCON を使用しない設定 | RCI Panic RCI Reset Console Break |
「Wait for PROM」は選択せず(チェックマークをつけない)、「RCIタイムアウト値」に“20” を設定し、<次へ>をクリックします。
本作業は、SP5000モデル450Cの場合に行います。
事前に確認しているコンソール情報をもとに、XSCF に関する情報を設定し、<次へ>をクリックします。
本作業は、SP5000 モデル650Cの場合に行います。
事前に確認しているコンソール情報をもとに、RCCU に関する情報を設定します。RCCUを工場出荷状態のまま使用する場合は「デフォルトを使用」を選択します、変更する場合は 「デフォルトを使用」の選択を解除します(チェックマークを外します)。設定完了後、<次へ>をクリックします。
SP5000モデルに合わせて、以下の情報を設定し、<次へ>をクリックします。
SP5000モデルの種類 | 選択可能なConsole Breakエージェントの項目 |
SP5000モデル450C | XSCF Break |
SP5000モデル650C | RCCU Break |
以下の情報を設定し、<次へ>をクリックします。
ノード | 重み | 管理LAN IPアドレス |
プライマリノード側 | 2 をセットする | 直接IP アドレスを入力するか、またはタブをクリックして管理LAN のIP アドレスに割り当てられたホスト名をセットします。 |
セカンダリノード側 | 1 をセットする |
設定内容を確認し、<次へ>をクリックします。
<次へ>をクリックすると、確認画面が表示されますので、<はい>をクリックします。
設定を保存すると、シャットダウン機構の構成状態の表示画面が表示されます。この画面では、状態を表示するノードを選択することにより、各ノードのシャットダウン機構の構成状態を確認することができます。
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ここでは、クラスタリソース管理機構(CRM)が管理するリソースデータベースを設定する方法について説明します。
CRMのリソースデータベースの設定は、以下の手順で行います。
初期構成設定の手順について説明します。
初期構成設定を行う前に以下のことを確認します。
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「Web-Based Admin View」を表示し、「Global Cluster Services」−「Cluster Admin」をクリックします。
プライマリノードを選択し、<確認>をクリックします。
「crm」タブを選択し、「ツール」メニューの「初期構成設定」をクリックします。
「CF、CIPの設定」でクラスタに登録した両ノードが「ノード一覧」に表示されていることを確認します。両ノードが表示されている場合は、<続行>をクリックし、初期構成設定処理を開始します。
<確認>をクリックします。
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自動構成の手順について説明します。
「Web-Based Admin View」を表示し、「Global Cluster Services」−「Cluster Admin」をクリックします。
プライマリノードを選択し、<確認>をクリックします。
「crm」タブを選択し、CRMツリービューより「クラスタ」を選択し、「ツール」メニューの「自動構成」をクリックします。
「ディスク装置」及び「ネットワーク装置」のみを選択します(チェックマークを付けます)。
<続行>をクリックし、自動構成処理を開始します。
<確認>をクリックします。
CRMメインウィンドウを参照し、共用ディスク装置自動検出によるリソース登録が正常に完了していることを確認します。
確認のポイントは以下のとおりです。初期構成設定のCRMメインウィンドウで、選択した装置のリソースについて確認してください。
上記のように、実際の装置構成とリソースが対応していない場合は、以下の原因により自動検出できなかった可能性があります。
正しくリソースが登録されていない場合は、上記の原因の見直しを実行後、CRMメインウィンドウから[ツール]−[自動構成]を実行して、再度リソースの登録を行ってください。
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