Enhanced Support Facility 2.5.1 ユーザーズガイド
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第1部 SCFドライバ> 第3章 コマンド・リファレンス

3.6 scfdate(1M)

【名前】

scfdate - SCF高精度時計の参とシステム標準時計との同期

【形式】

/opt/FJSVhwr/sbin/scfdate [sync]

【使用条件】

FJSVscu, FJSVscu3

【機能説明】

SCF高精度時計の参照と、システム標準時計の時刻を読み取ってSCF高精度時計に時刻を再設定するためのコマンドです。
本コマンドは以下のモデルで使用することができます。

引数を付けずに実行すると、SCF高精度時計の現在時刻を表示します。
syncオプションを指定すると、システム標準時計の時刻をSCF高精度時計に設定します。

PRIMEPOWER 900/1500/2500/HPC2500でも本コマンドは提供されていますが、syncオプションを指定しても動作は無効です。

【使用例】

prompt% scfdate
1998年10月27日 (火) 18時40分38秒 JST
# date 1157
1998年10月27日 (火) 11時57分00秒 JST
# scfdate sync
1998年10月27日 (火) 11時57分00秒 JST

【終了ステータス】

以下の終了ステータスを返します。

0
正常終了
>0
その他のエラーが発生。

【注意事項】

date(1)コマンドなどを用い、手動でシステムの時刻を変更した場合は、SCF高精度時計の時刻を同期させる必要があります。特にGP7000F モデル200/200R/400/400A/400R/600/600R, およびPRIMEPOWER 200/400/600を使用し、scftool(1M)やscfconf(1M)によって、SCF高精度時計を設定している場合は、必ず同期させてください。
scfdate(1M)のsyncオプションはスーパ・ユーザのみ実行できます。

なお、シングルユーザモードでシステムを起動し、システムの時刻の変更を行う場合は、mount(1M)やmountall(1M)コマンドなどを用い、/optディレクトリをマウントしてから本コマンドを実行する必要があります。


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