Enhanced Support Facility 2.5.1 ユーザーズガイド |
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第1部 SCFドライバ | > 第1章 本体キャビネット | > 1.3 サーバ導入時の設定 | > 1.3.2 機能設定 |
以下のモデルでは、本節を参照する必要はありません。
本システムには、システム標準時計と、より誤差の少ないSCF高精度時計の二つの時計がハードウェアに実装されています。本ソフトウェアにより、システム標準時計の時刻を高精度時計の時刻で補正することができます。
デフォルトでは、システム標準時計だけを使用し、補正は行われません。
SCF高精度時計を選択した場合、定期的に補正が行われ、より正確な時刻を知ることができます。ただし、システムの時刻をdateコマンドなどで変更した場合は、システム標準時計だけが変更されます。そのため、scfdate(1M)コマンドを使用しシステム標準時計とSCF高精度時計を同期させる必要があります。同期させるには、以下のコマンドを実行します。
# scfdate sync |
システムの時刻の変更は、date(1)に限らず、stime(2), adjtime(2), settimeofday(3C)などによっても行えるため、SCF高精度時計を使用する場合は、注意が必要です。特に、ネットワークを使用して時刻同期を行うNTP(Network Time Protocol)ソフトウェアを使用する場合は、SCF高精度時計は使用しないでください。
SCF高精度時計の現在時刻は、scfdate(1M)コマンドによって参照することができます。
以下のモデルを使用する場合、設定は不要ですが、システムの時刻を変更した場合はscfdate(1M)コマンドによってSCF高精度時計を同期させる必要があります。
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