マシン管理説明書 2.5.1
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付録B 磁気ディスク交換> B.2 故障交換作業の流れ> B.2.3 ディスクの組込み方法

B.2.3.2 自動切離しで停止交換後の組込み

GDSによる自動切離し機能によって切り離されたディスクを、システムを停止して交換した場合の組込み方法について説明します。
この手順は「B.2.2.2 停止交換」の手順の続きになり、マシン管理メニューを使用する方法とSafeDISK/GDSを組み込む方法の2種類があります。

自動切離し機能によって切り離されたディスクを停止交換によって交換した場合は、必ずこの手順に従った組込み操作を実施してください。手順に従わない場合、Fault-LEDが点灯したままになる場合があります。

  1. メニューを起動すると、組込み可能なディスクの一覧が表示されます。

    組込みを行うディスクを選択します。

    すべてのディスクを組み込む場合には、"a"を入力します。

  2. 組込みを行うディスクを選択した場合には、以下のメッセージが表示されます。

    誤りがなければ、"y"を入力してください。GDSへの組込み処理が実施され、以下のように等価性回復コピーの進捗状況が表示されます。

    この画面は1分ごとに更新され、等価性回復コピーが終了すると次の画面に進みます。
    処理中にリターンキーを押すことで、進捗状況の表示を更新できます。
    また、"q"を入力することで、進捗状況表示を中止できます。この場合でも等価性回復コピー処理はバックグラウンドで実行されます。
    等価性回復コピー処理の完了は、sdxinfoコマンドや、/var/adm/messagesへのメッセージ出力などにより確認できます。
    詳細は、『SafeDISK説明書』または『PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書』を参照してください。

  3. 内容を確認し、"y"を入力してください。組み込みの結果が表示されます。

  4. 内容を確認して、"y"を入力してください。
    組込みの処理中に異常が発生した場合には以下のように、異常内容と対処が表示されます。
    表示されるメッセージについては、「B.6 メッセージ」を参照してください。

  1. resethardstatコマンドによりマシン管理の保持しているディスクのステータスをリセットします。resethardstatコマンドの引数には、sdドライバのインスタンス名(例:sd46)を指定します。
    # /usr/sbin/FJSVmadm/resethardstat <インスタンス名>
  2. SafeDISK/GDSのGUIメニューで「物理ディスク復旧」を選択し、SafeDISK/GDSへの組込み処理を行います。


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