REMCSエージェントオペレーターズガイド 1.5
目次 索引 前ページ次ページ

上へ第3章 ソフトウェア調査資料収集

3.10 環境定義ファイル

環境定義ファイル(sirms.conf)内の標準値を変更することによって、調査資料収集の動作を変えることができます。通常は変更せずにご使用いただくことを推奨します。

■ファイル名

/etc/opt/FJSVsirms/sirms.conf

■ファイルの内容

定義名

用途と単位

変更

FORMAT_VER=1.0

ソフト構成情報の版数。

禁止

CCLevel=2

ソフト構成情報の収集レベル。

no:収集しない。

1:パッケージ情報だけを収集。

2:パッケージ情報とオラクル情報を収集。

SmallLimit=2MB

単位:KBまたはMB。単位を省略するとバイト。

収集した資料がSmallLimit値以下だと、その資料は「電子メール」で送信可能になる。

BigLimit=30MB

単位:KBまたはMB。単位を省略するとバイト。

保存域に保管する1資料サイズの上限値。

上限値を越える資料は、保存域内に資料のフルパスだけを保持する。

SaveArea=/var/crash/$HOSTNAME$/FJSVsirms_sa

収集した調査資料の保存域の格納先。

$HOSTNAME$は、実行時にホスト名で置換するフィールド。パスは256文字まで指定可能。

指定されたディレクトリが存在しなければ自動的に作成される。

SaveAreaSize=200MB

単位:KBまたはMB。単位を省略するとバイト。

保存域の使用量の上限値。

AvailableSize=300MB

単位:KBまたはMB。単位を省略するとバイト。

実行時に必要なファイルシステムの空き容量の規準値。

SaveCore=

クラッシュダンプの格納先。

値が空白の場合は以下より採用される。

1) Solaris 7 OE 以降:dumpadm(1M)コマンドの定義値。

2) Solaris 2.6 OE:/etc/init.d/sysetupまたは/etc/rc2.d/S75savecoreの定義値。

3) 上記1)および2)に定義がない場合は、以下が指定されたものと扱う。

 SaveCore=/var/crash/$HOSTNAME$

なお、$HOSTNAME$は、実行時にホスト名で置換するフィールド。

MaxSendTotal=5MB

単位:KBまたはMB。単位を省略するとバイト。

送信資料サイズの上限値。10MBまで指定可能。送信する資料の合計サイズがこの値を越えると送信を抑止する。Point to Point接続の場合は送信レートが低いため値の変更は禁止。

Point to Point接続の場合は禁止

AllowSendAllInfo=no

yes:資料を送信する場合、SmallLimit値を越えた資料も送信する。

no:SmallLimit値を越えた資料は送信しない。

SaveLocalHost=yes

収集した調査資料をローカルホスト内の保存域に格納する

禁止

AutoCleaning=yes

yes:収集開始の直前に、保存域の使用量が上限値に達していたら一番古いインシデント番号の資料を削除する。

no:削除しない。

RCCollect=no

no:調査資料の自動収集は行わない。

yes:自動収集を行う。

RCExtremeTime=24

単位:時間

自動収集する回数を指定する。24時間の間に3回までなら以下のようにする。

RCExtremeTime=24

RCExtremeFrequency=3

RCExtremeFrequency=3

単位:回数

自動収集する回数を指定する。24時間の間に3回までなら以下のようにする。

RCExtremeTime=24

RCExtremeFrequency=3

RCWaitLimit=180

単位:分

自動収集機能がクラッシュダンプ生成の完了を待つ時間。

SysLogFacility=LOG_USER

Syslogに出力するログ種別。

禁止

SysLogPriority=LOG_INFO

Syslogに出力するログ種別。

禁止

PCWaitLimit=10

多重起動時のリトライ回数(リモート収集時)

禁止

SWRetryCount=0

ファイル転送APIのリトライ回数。

禁止

SWRetryTime=0

ファイル転送APIのリトライ間隔。

禁止


■注意事項


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社, 株式会社PFU 2001-2003