REMCSエージェントオペレーターズガイド 1.5 |
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環境定義ファイル(sirms.conf)内の標準値を変更することによって、調査資料収集の動作を変えることができます。通常は変更せずにご使用いただくことを推奨します。
/etc/opt/FJSVsirms/sirms.conf
定義名 |
用途と単位 |
変更 |
FORMAT_VER=1.0 |
ソフト構成情報の版数。 |
禁止 |
CCLevel=2 |
ソフト構成情報の収集レベル。 no:収集しない。 1:パッケージ情報だけを収集。 2:パッケージ情報とオラクル情報を収集。 |
可 |
SmallLimit=2MB |
単位:KBまたはMB。単位を省略するとバイト。 収集した資料がSmallLimit値以下だと、その資料は「電子メール」で送信可能になる。 |
可 |
BigLimit=30MB |
単位:KBまたはMB。単位を省略するとバイト。 保存域に保管する1資料サイズの上限値。 上限値を越える資料は、保存域内に資料のフルパスだけを保持する。 |
可 |
SaveArea=/var/crash/$HOSTNAME$/FJSVsirms_sa |
収集した調査資料の保存域の格納先。 $HOSTNAME$は、実行時にホスト名で置換するフィールド。パスは256文字まで指定可能。 指定されたディレクトリが存在しなければ自動的に作成される。 |
可 |
SaveAreaSize=200MB |
単位:KBまたはMB。単位を省略するとバイト。 保存域の使用量の上限値。 |
可 |
AvailableSize=300MB |
単位:KBまたはMB。単位を省略するとバイト。 実行時に必要なファイルシステムの空き容量の規準値。 |
可 |
SaveCore= |
クラッシュダンプの格納先。 値が空白の場合は以下より採用される。 1) Solaris 7 OE 以降:dumpadm(1M)コマンドの定義値。 2) Solaris 2.6 OE:/etc/init.d/sysetupまたは/etc/rc2.d/S75savecoreの定義値。 3) 上記1)および2)に定義がない場合は、以下が指定されたものと扱う。 SaveCore=/var/crash/$HOSTNAME$ なお、$HOSTNAME$は、実行時にホスト名で置換するフィールド。 |
可 |
MaxSendTotal=5MB |
単位:KBまたはMB。単位を省略するとバイト。 送信資料サイズの上限値。10MBまで指定可能。送信する資料の合計サイズがこの値を越えると送信を抑止する。Point to Point接続の場合は送信レートが低いため値の変更は禁止。 |
Point to Point接続の場合は禁止 |
AllowSendAllInfo=no |
yes:資料を送信する場合、SmallLimit値を越えた資料も送信する。 no:SmallLimit値を越えた資料は送信しない。 |
可 |
SaveLocalHost=yes |
収集した調査資料をローカルホスト内の保存域に格納する |
禁止 |
AutoCleaning=yes |
yes:収集開始の直前に、保存域の使用量が上限値に達していたら一番古いインシデント番号の資料を削除する。 no:削除しない。 |
可 |
RCCollect=no |
no:調査資料の自動収集は行わない。 yes:自動収集を行う。 |
可 |
RCExtremeTime=24 |
単位:時間 自動収集する回数を指定する。24時間の間に3回までなら以下のようにする。 RCExtremeTime=24 RCExtremeFrequency=3 |
可 |
RCExtremeFrequency=3 |
単位:回数 自動収集する回数を指定する。24時間の間に3回までなら以下のようにする。 RCExtremeTime=24 RCExtremeFrequency=3 |
可 |
RCWaitLimit=180 |
単位:分 自動収集機能がクラッシュダンプ生成の完了を待つ時間。 |
可 |
SysLogFacility=LOG_USER |
Syslogに出力するログ種別。 |
禁止 |
SysLogPriority=LOG_INFO |
Syslogに出力するログ種別。 |
禁止 |
PCWaitLimit=10 |
多重起動時のリトライ回数(リモート収集時) |
禁止 |
SWRetryCount=0 |
ファイル転送APIのリトライ回数。 |
禁止 |
SWRetryTime=0 |
ファイル転送APIのリトライ間隔。 |
禁止 |
環境定義ファイルを変更する場合は、調査資料収集メニューを起動する前に行ってください。
REMCSエージェントを再インストールすると、環境定義ファイルが標準値に戻ります。変更した環境定義ファイルは、以下の例のような名前で退避しておくことを推奨します。
例: sirms.conf.cpy
REMCSエージェントを再インストールした場合は、退避した環境定義ファイルの内容を参考に、環境定義ファイルの値を再設定してください。
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