InfoDirectory使用手引書
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第5部 保守編> 第13章 トラブル発生時の対処

13.4 LDAPコマンド/LDAP-APIの対処

■起動ができない場合

【原因】

 LDAPコマンドが実行されない/LDAP-APIを使用したアプリケーションが起動できない場合(ldap_initもしくはldapssl_initでエラーになる場合)、以下のような原因が考えられます。

【対処方法】

 LDAPコマンド/LDAP-APIの動作環境に十分に資源(メモリ、資源)があること、SSL環境の設定に誤りがないことを確認してください。

 解決ができない場合、LDAP-APIのトレースをトレースレベル3で取得後、発生環境/再現方法をまとめて、技術員に連絡してください。LDAP-APIのトレースについては、LDAP-APIのトレース取得を参照してください。

 

■処理中にエラー復帰する場合

【原因】

 LDAPコマンド/LDAP-APIが処理中にエラーを返す場合、以下のような原因が考えられます。

【対処方法】

 LDAPコマンドで表示されるエラー情報を参照してください。エラー情報については、LDAPエラーコードを参照してください。

 解決ができない場合、LDAP-APIのトレースをトレースレベル3で取得してください。また、DIB配下のすべてのファイルを取得後、発生環境/再現方法をまとめて、技術員に連絡してください。もし、ディスクサイズが大きくなり取得できない場合やユーザデータを提供できない場合は、DIB配下の"ds.D.00"を除くすべてのファイルを取得してください。

 LDAP-APIのトレースについては、LDAP-APIのトレース取得を参照してください。

 

■アプリケーションエラーが発生する場合

【原因】

LDAPコマンド/LDAP-APIが処理中に不正なメモリ領域にアクセスしたためです。

【対処方法】

 LDAP-APIのトレースをトレースレベル3で取得してください。また、ワトソン博士のログを取得後、発生環境、再現方法をまとめて、技術員に連絡してください。LDAP-APIのトレースについては、LDAP-APIのトレース取得を参照してください。ワトソン博士のログについては、ワトソン博士のログ取得を参照してください。

 

■応答が返ってこない場合

【原因】

 予期せぬ原因で、プログラムが異常な状態に陥っています。

【対処方法】

 また、InfoDirectoryサーバのプロセスのCPU使用率が100%になっているかどうか確認してください。確認するプロセス名については、[プロセス設定]ダイアログで設定してあるプロセスを参照してください。

 その場合、DIB配下のすべてのファイルを取得後、発生環境、再現方法をまとめて、技術員に連絡してください。もし、ディスクサイズが大きくなり取得できない場合やユーザデータを提供できない場合は、DIB配下の"ds.D.00"を除くすべてのファイルを取得してください。

 また、LDAPコマンドを実行し、クライアントからの要求にすべて応答しているか確認してください。クライアントにすべて応答している場合、LDAP-APIのトレースをトレースレベル3で取得後、発生環境、再現方法をまとめて、技術員に連絡してください。LDAP-APIのトレースについては、LDAP-APIのトレース取得を参照してください。


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