Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - UNIX共通 -
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第5章 運用管理クライアント・クライアントの環境構築> 5.10 利用機能により必要な環境設定

[EE]
5.10.4 IDカードセキュリティ機能を利用する場合の環境設定

IDカードセキュリティは、IDカードセキュリティ・エージェント(以降、エージェントと記述します)およびIDカードセキュリティ・マネージャ(以降、マネージャと記述します)で構成されます。

IDカードセキュリティの各機能を使用するためには、運用管理クライアントで、エージェントを起動する必要があります。また、起動するための情報を定義したエージェント起動条件ファイルが必要です。

環境作成手順を以下に示します。

1. カードセキュリティで利用するICカードの作成

 ICカードを使用した運用をする場合に必要です。

2. エージェント起動条件記述ファイルの作成

 起動条件記述ファイルをエディタを使用して作成します。

3. ファイルの変換

 エージェント起動条件記述ファイルをエージェント起動条件ファイルに変換します。

4. テストモードでの確認

 端末保護機能を使用している場合、テストモードを起動します。詳細は“IDカードセキュリティ・エージェントの起動”を参照してください。

5. 運用管理クライアントのOS再起動

 Windowsのログアウト後、再度ログインします。またはOSの再起動をします。

以下の条件がかさなった場合、回避方法がなく、OSの再インストールが必要になります。

  1. エージェント側で端末保護機能を指定している。
  2. OSのLAN設定に誤りがある。または、LANの設定をしていないため、LANケーブルを接続しても外部から通信ができない。

上記のような条件になり、回避方法がなくなるのを防ぐために、テストモードがあります。
なお、LANケーブルを接続すれば外部からの通信が正しくできる場合は、idcstpwdコマンドによりカードセキュリティ画面を停止できます。idcstpwdコマンドについては、“IDカードセキュリティ・エージェントの停止”を参照してください。


下へ5.10.4.1 カードセキュリティで使用するICカードの作成
下へ5.10.4.2 エージェント起動条件記述ファイルの作成
下へ5.10.4.3 ファイルの変換
下へ5.10.4.4 IDカードセキュリティ・エージェントの起動
下へ5.10.4.5 IDカードセキュリティ・エージェントの停止

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