Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
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第5章 障害を復旧する> 5.5 リカバリフローを操作する> 5.5.2 リカバリフローを登録する

[Windows/Solaris OE/Linux]
5.5.2.2 リカバリフローを作成する

リカバリ時の処理手順を表すリカバリフローを、新規に作成します。

■リカバリフローを作成する

  1. [リカバリフローの登録]ウィンドウで、リカバリフローのツリーからプロジェクトを選択します。
  2. [編集]メニューの[リカバリフローの作成]を選択します。

    →[リカバリフローの作]ダイアログボックスが表示されます。

  3. リカバリフロー名、タスクを登録し、リカバリフローを作成します。

作成できるリカバリフロー数に上限はありません。作成したリカバリフローは、リカバリフローを表すアイコンを付けて、選択していたプロジェクト配下に表示されます。

■タスクを登録する

[リカバリフローの作成]ダイアログボックスで[追加]ボタンをクリックし、[タスク情]を表示します。[タスク情報]では以下の項目を設定します。

  1. 基本情報の設定

    タスクの基本情報として主に以下の項目を設定します。

  2. 待ち合わせるタスクの設定

    このタスクの先行条件となるタスクを設定します。

  3. メモの設定

    このタスクに関する説明などを記述します。

  4. タスク終了時の表示色の設定

    このタスクが終了した時の表示色を設定します。

◆タスクの表示色を設定する

リカバリフロー監視画面で表示されるタスクの表示色は、監視表示色の優先順をユーザが設定できます。タスクの表示色は、タスク終了時の表示色画面で設定されている表示色を、タスクの終了コードで上から順に判定され、最初に一致した状態の表示色となります。

表示色の設定は、以下の手順で設定を行います。

  1. [リカバリフローの登録]ウィンドウで、リカバリフローの作成/変更を選択します。

    →[リカバリフローの作成/変更]ウィンドウが表示されます。

  2. タスクの追加/変更を選択します。

    →[タスク情報]ウィンドウが表示されます。

  3. [タスク終了時の表示色]タブを選択します。

[初期設定]ボタンをクリックすると、以下の初期状態に戻ります。初期値は、“正常終了、青、=、0、”と“異常終了、赤、!=、0”です。

表示内容

監視表示色

コード条件

終了コード

終了の確認

正常終了

=

0

しない

異常終了

!=

0

する

タスクとは

タスクとはリカバリフローを構成する作業単位であり、ローカルコマンド、リモートコマンドまたはオペレータの作業(テープ交換などのコマンド以外の操作)を定義します。

◆リカバリフローの状態

リカバリフローの状態は、次の6種類の色で識別できます。

フローの状態を判定するタスクの状態が“正常終了”の場合、“完了”となります。“正常終了”以外の場合、“未完了”となります。“ユーザ対処”は、“中断”、“未完了”状態のフローに対して、ユーザによる対処が完了したことを表しています。

◆リカバリフローの状態の判定

リカバリフローの状態は、タスクの状態で設定します。フロー判定において、最終タスクの状態での判定となります。ただし、フロー内でポイントとなるタスクがあり、そのタスクでフローの状態を判定したい場合には、指定タスクによる設定もできます。

特定のタスクにより、フローの状態を判定したい場合は、以下の手順にて設定を行います。

  1. [リカバリフローの登録]ウィンドウからリカバリフローの作成/変更画面を表示します。
  2. [状態を判定するタスクを指定する]のチェックボックスをONにします。
  3. タスク名のリストの一覧から、タスクを選択します。

旧版の以下のフローは、状態を判定するタスクの指定なしの設定となります。


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