PowerFX V1.0 運用説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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第4章 ACM会話サービス> 4.5 表示ファイルインタフェース

4.5.6 実行結果

入出力状態1には、OPEN文、CLOSE文、WRITE文、READ文の実行結果の概要が通知されます。

[表4.9 入出力状態1]

概要

入出力状態1

意味

正常

00

正常終了した。
入出力状態2への通知はない。

04

入力されたデータの長さが、COBOLプログラムが用意したレコード域よりも大きい。

0A

待合せなし指示のREAD文実行時に、入力データがない。

0B

WRITE文実行時に、最大データ蓄積数を超えてデータを格納した。

異常
(永続的な誤り)

30

回線エラーまたは入出力エラーが発生した。

異常
(その他の誤り)

90

命令の順序誤り、またはパラメーターエラー、または資源不足が発生した。

99

システムエラー。

9B

論理宛先名の指定に誤りがある。または指定した論理宛先が非活性状態である。

9F

監視時間エラーが発生した。

9G

最大データ蓄積数またはデータ長を超えたためにデータが格納できない。

9H

メモリが不足した。

入出力状態2には、WRITE文、READ文の実行結果の詳細が通知されます。

[表4.10 入出力状態2]

通知条件

通知内容詳細

COBOLプログラムの処置

0401

READ

なし

入力データがCOBOLプログラムのレコード域よりも大きい。

この時、利用者プログラムの用意したレコード域にはレコード域の長さ分のデータが転送され、レコード領域に入りきらないデータは捨てられる。

処理を続行する。

0A01

READ

処理種別で'NW'を指定した場合

論理宛先にデータがない。

処理を続行する。

0B01

WRITE

処理種別で'NE'を指定した場合

最大データ蓄積数を超えてデータを格納した。

処理を続行する。

3001

すべて

なし

ACM会話サービスとの接続(通信)に失敗した。

COBOLプログラムを終了する。

3002

すべて

なし

ACM会話サービスから不正なデータを受信した。

COBOLプログラムを終了する。

9001

WRITE
READ

なし

その他のエラーが発生した。
・パラメーターエラー。

・処理種別が正しくない。
・監視時間が正しくない。
・プライオリティが正しくない。
・論理宛先名が正しくない。
・データ長が正しくない。
・出力データ長がレコード域を超えている。
・出力データがマイナスである。
・出力データが32000を超えている。

COBOLプログラムを終了する。

90A1

すべて

なし

SOCKET不足が発生した。

COBOLプログラムを終了する。

9901

すべて

なし

システムエラー。

COBOLプログラムを終了する。

9BC0

WRITE
READ

なし

論理宛先がない。

・COBOLプログラムを終了する。

・正しい論理宛先で処理を再開する。

9BC1

WRITE

READ

なし

・論理宛先が非活性状態である。

・ACM会話サービスが未起動である。

・COBOLプログラムを終了する。

・正しい論理宛先で処理を再開する。

9F01

WRITE

READ

なし

・監視時間で指定した時間以内にデータが書き込めなかった。

・監視時間で指定した時間以内にデータを読み出せなかった。

・COBOLプログラムを終了する。

・さらに長い監視時間で処理を再開する。

9F02

WRITE

処理種別で'WT'を指定した場合

論理宛先のデータが最大データ蓄積数を超えた。

COBOLプログラムを終了する。

9101

WRITE

処理種別で'NW'を指定した場合

論理宛先のデータが最大データ蓄積数を超えた。

COBOLプログラムを終了する。

9201

WRITE

なし

メモリが不足した。

データ域サイズやシステム最大データ蓄積数を超えて書き込もうとした。

COBOLプログラムを終了する。

F0A1

OPEN

なし

SOCKET不足が発生した。

COBOLプログラムを終了する。

FFB1

すべて

なし

システムエラー。

COBOLプログラムを終了する。

FFB2

OPEN

CLOSE

なし

・ACM会話サービスとの接続(通信)に失敗した。

・OPENを実行せずにCLOSEを実行した。

・COBOLプログラムを終了する。

・OPENとCLOSEを対応付ける。

FFB3

OPEN

なし

同一プロセスでOPENを複数回実行した。

・COBOLプログラムを終了する。

・OPENの実行を一回にする。


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