PowerFX V1.0 運用説明書 - Microsoft(R) Windows(R) - |
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第4章 ACM会話サービス | > 4.2 ACM会話サービスの機能 |
COBOLプログラムの異常終了等によりデータの書込みや読出しを中止した場合には、論理宛先のデータは以下のとおりデータは保証されます。
論理宛先へのデータの書込みが完了した時点で、データは保証されます。
COBOLプログラムが異常終了した場合でも、書込みが完了したデータは論理宛先に蓄積され、他のCOBOLプログラムから読み出すことができます。
論理宛先への書込み途中でCOBOLプログラムが異常終了した場合、データは保証されません。
COBOLプログラムによって読み出されたデータは、論理宛先から削除されます。
データリカバリ機能により、COBOLプログラムによって読み出されたデータは、次の読出しが行われるか、論理宛先をクローズするか、ACM会話サービスを停止するまで論理宛先から削除されません。
データリカバリ機能は、直前に読み出したデータを保証する機能です。
読み出したデータを処理中にCOBOLプログラムが異常終了した場合、データリカバリ機能により、直前に読み出されたデータが論理宛先に復元されます。このとき、復元されたデータにはその論理宛先の中で最も高い優先順位が設定されます。
そして、復元されたデータは、次のCOBOLプログラムで読み出すことができます。
データリカバリ機能の動作の例を"図4.4 データリカバリ機能の動作"に示します。
COBOLプログラムが2回目のREAD文を実行して"データ2"の読出し中(3回目のREAD文を実行する前、またはCLOSE文を実行する前)にプログラムAが異常終了した場合、データリカバリ機能により、その論理宛先の中で最も高い優先順位に"データ2"が復元されます。
復旧後に起動するCOBOLプログラムでは、復元された"データ2"が最初のREAD文で読み込まれます。
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