PowerFX V1.0 運用説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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第3章 TCLplus> 3.4 TCLplusコマンド

3.4.27 proc

機能:

新規にプロシージを作成します。
プロシージャとは複数のコマンドの処理を一つにまとめたものです。
プロシージャを作成すると、他のコマンドと同様に実行することができます。

形式:

proc name {paras} {body} 

オプション:

なし

パラメーター:

name
プロシージャ名を指定します。プロシージャ名には英数字とアンダーバー(_)が使用できます。

paras
プロシージャに渡す引数名を指定します。この引数名はプロシージャの内部で有効です。

body
プロシージャ実行時に実行するスクリプトを記述します。

復帰値:

最後に実行したコマンドの実行結果

注意事項:

procコマンドの中でgotoコマンドは使用できません。
procコマンドの中で定義した変数は局所変数として扱われます。

使用例:

multiprocというプロシージャを作成し、2つの引数から乗算結果を出力します。

#プロシージャを定義する。
proc multiproc {a b} {
 expr $a * $b
}
#定義したプロシージャを使用する
set para1 [multiproc 3 4]
puts $para1

<実行結果>

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