Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
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第5部 Webサービス(SOAP)のセキュリティ> 第20章 送達保証機能を使用する方法

20.1 PUSH(サーバシステムがメッセージを受ける)モデル

 PUSHモデルでは、クライアントシステムの送信アプリケーションがSOAPメッセージを送信し、サーバシステム(受信サーバ)の受信アプリケーションがそのSOAPメッセージを受け取って処理を行います。
 以下にアプリケーション間で必要な合意事項を示します。

PUSH送信側(クライアントシステム)
設定項目

PUSH受信側(サーバシステム)
設定項目

メッセージ種別ID

メッセージ種別ID

受信サーバID

受信サーバID

送信クライアントID

送信クライアントID

送信クライアントの鍵ペア

送信クライアントから入手した公開鍵

受信サーバから入手した公開鍵

受信サーバの鍵ペア

PUSHモデルの受信サーバを登録したURL

PUSHモデルの受信サーバを登録したURL

 それぞれのIDは事前に合意を取り、Webサービス情報の登録時に指定してください。また、否認防止(署名オプション)機能を使用する場合は、SOAP電子署名検証に用いる鍵ペアをそれぞれ用意し、送信クライアント、および受信サーバの公開鍵を事前に交換しておく必要があります。
 受信サーバ、送信クライアントの環境に、それぞれ別に送信アプリケーション、受信アプリケーションを配置し、それぞれのアプリケーションのWebサービス情報を登録する必要があります。


下へ20.1.1 受信サーバで用いる鍵ペア、公開鍵の準備
下へ20.1.2 受信アプリケーションのディプロイメント
下へ20.1.3 送信クライアントで用いる鍵ペア、公開鍵の準備
下へ20.1.4 送信アプリケーションのディプロイメント

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