Interstage Application Server セキュリティシステム運用ガイド
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20.1.2 受信アプリケーションのディプロイメント
受信アプリケーションのディプロイメントは、サーバシステム環境のWebサービス情報編集ツールを使用して行います。
Webサービス情報編集ツールの起動方法については、“SOAPサービス ユーザーズガイド”の“GUIによるWebサービス情報の管理”を参照してください。
Webサービス情報編集ツールを起動すると、以下のような入力画面が表示されます。

- Webサービス識別名
受信アプリケーションの識別名です。
- 受信アプリケーションのクラス名
受信アプリケーションのJavaクラス名をフルパッケージ名で指定します。
クラスファイルは環境変数CLASSPATHに設定したパスに配置します。
- 受信サーバID
送信クライアントと合意した受信サーバを表すIDを指定します。
受信サーバIDの記述形式はXMLの"NMTOKEN"に従い、かつファイル名、ディレクトリ名に使用可能な文字である必要があります。マシン名、ユーザ名とは無関係な名前でも構いません。
1つのサーバシステム内で使用する送達保証機能では、すべてのSOAPメッセージ、送り先で共通の受信サーバIDを指定してください。複数のサーブレット・コンテナが1つのサーバシステムで動作する場合も、共通の受信サーバIDとしてください。
- メッセージ種別ID
送信クライアントと合意したメッセージの種別を表すIDを指定します。
メッセージ種別IDの記述形式はXMLの"NMTOKEN"に従い、かつファイル名、ディレクトリ名に使用可能な文字である必要があります。1つのサーバシステム内で一意の名前を付ける必要があります。
- 送信者ID(送信クライアントID)
送信クライアントと合意したPUSHモデルの送信クライアントのIDを指定します。
送信クライアントIDの記述形式はXMLの"NMTOKEN"に従い、かつファイル名、ディレクトリ名に使用可能な文字である必要があります。1つのメッセージ種別IDに対しては、一意のIDを付ける必要があります。
- SOAP署名検証ID
デフォルトは“なし”です。
否認防止(署名の検証)を行う場合、送信クライアントの公開鍵の別名を指定します。公開鍵の別名は、“受信サーバで用いる鍵ペア、公開鍵の準備”で、送信クライアントから入手した公開鍵を格納する際に指定したものを選択します。
- “追加”ボタン
同じメッセージ種別IDのPUSHモデルのSOAPメッセージを送信する、送信クライアントの設定を追加します。
受信サーバにアクセス制限をかける場合、1つのメッセージ種別に対しては、1つの送信クライアントのみを登録してください。アクセス制限に関しては、“SOAPサービス ユーザーズガイド”の“送達保証機能の実装”の“送達保証機能のアクセス制限”を参照してください。
最後に“確認”ボタンを押すと、送達保証機能が有効となり、受信サーバが送達保証メッセージを受信可能な状態となります。
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- 受信サーバID、送信クライアントID、メッセージ種別IDは、送達保証メッセージの格納用ディレクトリ名、およびファイル名として使用します。そのため、使用するOSで、ディレクトリ名、ファイル名として使用可能な文字を指定してください。ディレクトリ名、ファイル名として使用できない文字を指定した場合、送達保証機能の実行時にエラーとなります。
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