Apcoordinator ユーザーズガイド |
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第3部 Webアプリケーションの開発 | > 第14章 Webcoordinatorアプリケーションの骨格 |
次に部品化設計を行います。 部品化設計は以下の手順で実施します。
分割した領域のデータBeanの項目は、分割に従って、それぞれのデータBeanに振り分けます。 なお、領域名については、Javaの予約語、JSPの既定の語(application、outなど)は使用できません。JSP規定の語については、JSPの解説書やApworksのヘルプを参照してください。
head body
foot
←タイトル・ログイン名を表示 ←処理本体
←ステータスを表示
領域名 | データBean | 表示モード | JSP名 |
---|---|---|---|
head | HeadBean | − | head.jsp |
body | SomeDataBean | entry | someentry.jsp |
body_hiduke | HidukeBean | input | hidukein.jsp |
foot | FootBean | normal | foot.jsp |
データBean | コマンド (ボタン名) | ビジネスクラス | メソッド名 | 遷移先 |
---|---|---|---|---|
SomeDataBean | check | SomeDataHandler | check | □□チェック |
SomeDataBean | ok | SomeDataHandler | exec | □□メイン |
プロパティ名 | 型名 | 備考 |
---|---|---|
name | String | 名前 |
phone | String | 電話番号 |
address | String | 住所 |
JSPはJavaに変換されて実行されるため、JSPのサイズはメソッドのサイズに関するJavaの制約を受けます。Javaのメソッドのサイズには以下の制約があります。
- コードサイズの制約: コンパイル後のメソッドのサイズは64Kバイト以下である必要があります。
- 分岐範囲の制約: コンパイル後のメソッドにおいて、前後に最大32Kバイトの範囲までしか分岐できません。
JSPのサイズが大きく、Javaに変換された結果が上記の制約を満たさなくなった場合、実行時にエラーが発生する場合があります。
また、実用的な開発、保守を考えた場合の目安として、JSPファイル1個につき200行(内、タグ50個)以内で作成することを推奨します。
JSPサイズが大きくなる場合は、JSPを分割してuji:includeタグでインクルードすることにより、JSPファイル1個あたりのサイズを小さくすることができます。
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