Apcoordinator ユーザーズガイド
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第2部 Apcoordinatorコアの機能> 第6章 リモート共通インタフェース

6.2 リモートマップ

リモートマップは、リモート共通インタフェースで呼び出すセションBeanまたはSOAPサーバアプリケーションにエイリアスを定義します。次のようにXMLで記述します。


<?xml version="1.0" encoding="iso-2022-jp"?>
<remoteMap
    xmlns="http://interstage.fujitsu.com/schemas/uji/remoteMap"
    xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
    xsi:schemaLocation="http://interstage.fujitsu.com/schemas/uji/remoteMap
                        http://interstage.fujitsu.com/schemas/uji/remotemap.xsd">
  <config>
    <version>5.0</version>
    <defaultSoapApi>Interstage_JAXM</defaultSoapApi>
  </config>

  <!-- セションBeanの呼び出しを定義します。-->
  <ejb name="MySessionBean" application="java:comp/env/ejb/MySessionBean"/>

  <!-- セションBeanのローカル呼び出しを定義します。-->
  <local name="MyLocalSessionBean" class="mypackage.MySessionBean">
    <env-entry>
      <env-entry-name>guestUser</env-entry-name>
      <env-entry-type>java.lang.String</env-entry-type>
      <env-entry-value>guest</env-entry-value>
    </env-entry>
  </local>
  <!-- SOAPサービスの呼び出しを定義します。-->
  <soap name="myService" url="http://somehost/soap/services/someservice"/>
</remoteMap>

リモートマップのルートはremoteMapです。remoteMapの内側には最初にconfigタグを記述し、以下の2つの情報を指定します。

configタグの後に、呼び出し対象のアプリケーションに対応したタグで名前を定義します。いずれもname属性で呼び出すアプリケーションの名前を指定します。

・ejbタグ
セションBeanの名前を定義します。application属性に、JNDIで検索するセションBeanの名前を指定します。
・localタグ
セションBeanをローカル呼び出しする場合の名前を定義します。class属性に、セションBean実装クラスのクラス名を指定します。コンテントにはセションBeanで使用するエンタープライズBean環境を記述します。セションBeanのローカル呼び出しについてはローカル呼び出しを参照してください。
・ejbExtタグ
EJB複数指定機能またはEJB再試行機能を使用してセションBeanを呼び出す場合に使用します。詳細はEJB複数指定機能およびEJBの再試行を参照してください。
・soapタグ
SOAPサーバアプリケーションの名前を定義します。url属性にはSOAPサーバアプリケーションのURLを指定します。 service属性には、呼び出すSOAPサーバアプリケーションが使用しているSOAPサーバに応じて以下を指定します。

これらのタグの詳細はリモートマップリファレンスを参照してください。


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