Apcoordinator ユーザーズガイド
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第2部 Apcoordinatorコアの機能> 第3章 Apcoordinatorアプリケーションの主な構成要素

3.2 データBean

データBeanはApcoordinatorアプリケーションがクライアントとの間で入出力するデータを格納するクラスです。com.fujitsu.uji.DataBeanクラスを継承して作成し、JavaBean形式でプロパティを作成します。

データBeanの作成例を示します。データBeanにStringクラスのプロパティmessageを作成するには、次のようにmessage変数、setMessageメソッド、getMessageメソッドを作成します。


public class BodyBean extends com.fujitsu.uji.DataBean {
    protected String message;
    public String getMessage() {
        return message;
    }
    public void setMessage(String message) {
        this.message = message;
    }
}
注意
getメソッドとsetメソッドの両方を定義する場合、 setメソッドの引数の型とgetメソッドの返却値の型を一致させてください。一致していない場合、プロパティの取得や設定が行えず、実行時に例外が発生する場合があります。

データBeanのプロパティ名は、以下のように設定します。

・英小文字を中心に単語の区切りを大文字にすることを推奨します。
today、orderDate、shoninBi
・アンダーバー"_"、数字は使用可能
my_value0
・大文字のみの並びは可能
URL
注意
以下のプロパティ名は実行時にエラーになります。
・大文字で始まる小文字交じりの名前
Today
・2文字目が大文字の名前
aSample
・大文字1文字の名前
X

この他、Javaの予約語など、Javaの変数名として許されない名前は構築時にエラーになります。


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