PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker 4.1 |
目次
![]() ![]() |
PRIMECLUSTER Wizard for NetWorkerが提供するRMS構成スクリプトとNetWorkerサーバプロセス監視機構(ディテクタ)によって、NetWorker異常の自動検出・自動修復を行います。
NetWorker異常の自動検出・自動修復により、バックアップアプリケーションの停止時間の短縮を図ることができます。
RMS(Reliant Monitor Services) 構成スクリプトはPRIMECLUSTERの提供するサービスの一つであるRMSによって起動され、NetWorkerの起動/停止を行います。また、NetWorker運用に異常が生じた際は、AutoRecover機能によって再びRMS構成スクリプトが起動され、NetWorker運用の復旧作業を行ないます。
RMS構成スクリプトは、NetWorkerを起動する際、NetWorkerの管理データベースインデックスのチェックを行います。その際にインデックスに障害が生じた場合は自動的に修復を行います。
NetWorkerは、PRIMECLUSTERのNetWorkerプロセス監視機構によってプロセス監視されています。プロセス監視機構はNetWorkerの異常を検出した場合、RMSに異常を通知します。RMSはプロセス監視機構からの通知によってNetWorkerの再起動処理を行うか、Online状態であったノードをFaulted状態にさせます。プロセス監視機構は、エラー通知後もNetWorkerの監視を続け、RMS構成スクリプトによってNetWorkerが再起動された場合は、再度NetWorkerの監視を行うことになります。
以下に、各異常と修復の詳細を説明します。
プロセス監視機構がNetWorkerを常時監視し、異常を検出した場合には、RMSに異常を通知します。AutoRecover属性が有効の場合は、異常通知をうけとったRMSは、NetWorker起動スクリプトを起動します。
AutoRecover属性を有効にするかどうかはPRIMECLUSTERのマニュアルを参照してください。
RMS構成スクリプトは、NetWorkerのコマンドを利用してインデックスをチェックし、NetWorker管理データベースのインデックスの修復が必要と判断した場合、NetWorkerのコマンドを利用して、対象クライアントのインデックスを修復します。
インデックス異常が発生する原因として、バックアップ動作中にNetWorkerに異常が発生した場合や、バックアップ動作中に運用ノードが電源断等の理由により、フェイルオーバした場合などが考えられます。
インデックス修復は、修復を行う/行わない(リカバリモード)の選択が可能です。
リカバリモードの設定方法については、“clntwparam−動作環境の設定”を参照してください。
インデックス異常を手動で修復する場合の手順は、“代表的なトラブル対処方法”を参照してください。
目次
![]() ![]() |