PRIMECLUSTER Wizard for NetWorker 4.1
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目次

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第4章 コマンド
4.1 clntwparam−動作環境の設定
◆ 実行ユーザ
スーパ・ユーザ
◆ 形式
/etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam [パラメタ名 設定値]
/etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam -p [パラメタ名]
◆ 機能説明
プロセス監視機構(ディテクタ)とRMS構成スクリプトの動作環境を設定、表示します。
複数のパラメタに、一度に値を設定することはできません。
◆ パラメタ
“パラメタ名 設定値”を指定することにより、動作環境を設定します。
“-p パラメタ名”を指定することにより、動作環境を表示します。
“パラメタ名”の指定を省略した場合、現在設定されているすべてのパラメタの内容を表示します。
“パラメタ名 設定値” には、以下が設定可能です。
各パラメタの下に記述されている ()内は、設定可能であるNetWorkerのクラスタ形態を示します。
※SAN ストレージノードとストレージノードは、代表としてストレージノードと記述します。
- Virtual_Host 論理ノード名
- (サーバ)
- “論理ノード名 ”には、ユーザアプリケーション(Ipaddress)で作成した引継ぎIPアドレスに関連づけられた論理的なノード名(仮想的なNetWorkerのサーバ名)を指定します。
NetWorker サーバクラスタの場合は、当指定が必須です。ノード名引継ぎの場合は、設定の必要はありません。
- (使用例)
/etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam Virtual_Host lnode
- Virtual_Path 管理ファイル共用パス名
- (サーバ)
- “管理ファイル共用パス名 ”には、NetWorker管理ファイルの共用ディスク上の格納先を指定します。このパスは共用ディスク上に指定します。
NetWorker サーバクラスタの場合は、当指定が必須です。
(使用例)
/etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam Virtual_Path /rdisk/nsr
- Local_Path 管理ファイルローカルパス名
- (サーバ)
- “管理ファイルローカルパス名 ”には、インストール時に指定した、NetWorker管理ファイル格納ディレクトリ(/nsr)のローカルディスク上の作成先を指定します。
NetWorker サーバクラスタの場合は、当指定が必須です。
(使用例)
/etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam Local_Path /ldisk/nsr
- Devices デバイスパス名
- (サーバ/ストレージノード)
- “デバイスパス名 ”には、使用するテープ装置のデバイスパス名を指定します。
当指定が存在した場合、NetWorker起動直前に、指定されたデバイスに対し、SCSIリセットを発行します。
SCSIマルチイニシエート接続でテープ装置を共用する場合、当指定は必須です。
テープ装置が複数存在する場合、“デバイスパス名”を空白で区切って一行に複数指定します。NetWorker サーバ/ストレージノード/SANストレージノードの場合は、当指定が必須です。
(使用例)
/etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam Devices /dev/rmt/0cbn /dev/rmt/1cbn
- Syslog ファシリティ.プライオリティ
- (サーバ/ストレージノード/クライアント)
- プロセス監視機構が、システムログを採取するモードを指定します。
- ファシリティに指定可能な値は、daemon、local0、local1、local2、local3、local4、local5、local6、local7、user です。
- プライオリティに指定可能な値は、notice、err、warning、info、debugです。
- 初期値は、daemon.err です。
- (使用例)
/etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam Syslog local1.err
- Recovery-Mode モード
- (サーバ/ストレージノード/クライアント)
- プロセス監視機構起動時のリカバリモードを指定します。
- 0 インデックスのリカバリを行わない。
- 1 インデックスのリカバリのみ行う。
- 指定可能な値は、0〜1です。初期値は、1です。
- (使用例)
/etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam Recovery-Mode 0
- Log-Size ログサイズ(KB)
- (サーバ/ストレージノード/クライアント)
- このサイズを超える場合は、*.oldと変名し、新たなファイルを作成します。指定可能な値は、10 〜 4096 です。初期値は、512 です。
- (使用例)
- /etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam Log-Size 1024
- NetWorker-Lang NetWorker起動時の言語
- (サーバ/ストレージノード/クライアント)
- プロセス監視機構(ディテクタ)が、NetWorker起動時に、この値を環境変数のLANGに設定します。指定可能な値は、“C"または”ja”です。初期値は、“ja”です。
- "C"を指定すると英語、"ja"を指定すると日本語モードでNetWorkerが起動されることになります。
- (使用例)
/etc/opt/FJSVclntw/bin/clntwparam NetWorker-Lang ja
- Detector_Interval 監視間隔(s)
- (サーバ/ストレージノード/クライアント)
- プロセス監視機構(ディテクタ)が、NetWorkerの監視を行う間隔を設定します。指定可能な値は、5 〜 60です。初期値は10 です。
◆ 終了ステータス
0 :正常終了
上記以外:異常終了
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