Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)
目次 索引 前ページ次ページ

付録A 旧バージョン互換コマンド

A.18 isdeployb

名前

 isdeployb - J2EE Deploymentコマンド

形式

【サーバ機能の場合】

 isdeployb -b DCDファイル [-d ディレクトリ] [-replace] [-auto] [-log] [-M システム名] -e SERVER|NONSERVER
 isdeployb jarファイル [-d ディレクトリ] [-replace] [-auto] [-log] [-M システム名] -e SERVER -s IJServer名
 isdeployb jarファイル [-d ディレクトリ] [-replace] [-auto] [-log] [-M システム名] -e NONSERVER

【クライアント機能の場合】

 isdeployb -b DCDファイル [-d ディレクトリ] [-replace] [-auto] [-log] [-M システム名] -e SERVER|NONSERVER
 isdeployb jarファイル [-d ディレクトリ] [-replace] [-auto] [-log] [-M システム名] -e SERVER|NONSERVER

機能説明

 バッチ形式でDeploymentを実行するコマンドです。
 本コマンドを使用すると、EJB Deploymentツール/J2EE Deploymentツールでの配備操作情報を記録した配備履歴ファイルを入力とした配備を行うことができます。本コマンドの実行状況は標準出力に出力されます。
 また、この配備履歴ファイルをDCD(Deployment Command Descriptor)と呼びます。

 以下に、isdeploybコマンドのオプションおよび引数を説明します。

jarファイル

 配備対象となるjarファイルを指定します。

-b DCDファイル

 DCDファイルを指定してdeploymentコマンドを実行します。

-d ディレクトリ名

 サーバ用ファイルの格納先ディレクトリ名を指定します。
 本オプションが省略された場合は、EJBアプリケーション名がディレクトリ名となります。

 ディレクトリ名には以下の文字を利用することはできません。
   '\'、'/'、':'、','、';'、'*'、'?'、 '"'、'<' 、'>'、'|'、タブ

 サーバでは、J2EE共通ディレクトリのEJBサーバ配布物格納ディレクトリ配下に本オプションで指定されたディレクトリが作成されます。
 クライアントでは、EJBサーバ配布物格納ディレクトリ(J2EE Deploymentツール環境設定ファイルのキー「ui.ejb.default.server-folder」で設定されているディレクトリ)配下に本オプションで指定されたディレクトリが作成されます。
 「ui.ejb.default.server-folder」の省略値は以下となります。

 C:\Interstage\J2EE\var\deployment\deployed\ejb
 /opt/FJSVj2ee/var/deployment/deployed/ejb
 拡張システムの場合には
 /var/opt/FJSVisas/system/システム名/FJSVj2ee/var/deployment/deployed/ejb
 となります。

-replace

 配備対象のアプリケーションがすでに配備されていても上書きされます。
 本オプションが省略された場合は、配備対象のアプリケーションがすでに配備されている時には処理が中断されます。

-auto

 配備対象となるEJBアプリケーションの更新状況を参照して、処理対象となるファイルを自動判定して配備します。

-log

 実行状況をファイルに出力します。
 本オプションが指定された場合、実行状況が標準出力およびファイル両方に出力されます。
 ログファイル名は、<タイムスタンプ>.logで以下のディレクトリ配下に出力されます。

 C:\Interstage\J2EE\var\isdeploy
 /opt/FJSVj2ee/var/isdeploy
 拡張システムの場合には
 /var/opt/FJSVisas/system/システム名/FJSVj2ee/var/isdeploy
 となります。

-M システム名

 マルチシステムの場合に、配備処理の対象とするInterstageシステム名を指定します。本オプションが省略された場合は、デフォルトシステムが対象となります。
 また、本コマンドを実行する前に環境変数“IS_SYSTEM”にシステム名を設定した場合は、本オプションを指定しなくても環境変数で設定されたシステムが配備処理の対象になります。本オプションと環境変数の両方が指定された場合は、本オプションが有効となります。

-e SERVER|NONSERVER

 動作モードを指定します。

 基本的にこのオプションは必須ですが、J2EE Deploymentツール環境設定ファイルの動作モード(ui.deploy.execMode)が以下の設定の場合には省略することも可能です。

 なお、J2EE Deploymentツール環境設定ファイルで動作モードを指定されていても、コマンドのオプションで動作モードを指定した場合は、コマンドのオプションが優先されます。

-s IJServer名

 アプリケーション配備先のIJServer名を指定します。

注意事項

戻り値

 0 = 正常終了
 上記以外 = エラーが発生し処理を中断

使用例

 isdeployb -replace sample.jar -e SERVER -s MyServer


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2005