Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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付録A IDL定義> A.1 IDLの書式

A.1.3 定数

 IDLでは以下の定数が使用できます。

(1) 整数定数

 整数定数では、以下の3種類の表現が使用できます。

  10進数表現   0以外の数字と+、−で始まる数字列(128、−45など)
   8進数表現   0で始まる数字列(0777、04など)
  16進数表現   0xまたは0Xで始まる英数字列(0x00、0Xeff9など)

(2) 文字定数

 文字定数は、文字をシングルクォート(')で括ります。なお、以下の文字を指定する場合には、\(エスケープ文字)と組み合わせて用います。

 復帰                        \r
 改行                        \n
 改ページ                    \f
 水平タブ                    \t
 垂直タブ                    \v
 シングルクォート            \'
 ダブルクォート              \"
 アラート                    \a
 エスケープ文字              \\
 バックスペース              \b
 クエスチョンマーク          \?
 8進数                       \ooo
 16進数                      \xhh

(3) 浮動小数点定数

 浮動小数点定数は、0から9の数字と'+'、 '-'、 '.'で指定します(1.2, -0.46など)。また、整数部と指数部に分けて指定することも可能です。小数点の代わりにeまたはEを指定することも可能です。また、指数部の符号を付けることができます。浮動小数点定数を以下に示します。

  1e5 = 1 × 105 = 100000
  1.23E3 = 1.23 × 103 = 1230
  -3E-2 = -3 × 10-2 = -0.03

(4) 文字列定数

 文字列定数は文字列を二重引用符(")で括ります。文字列の中に二重引用符(")を含む場合は、その前に'\'を付けて"\""としなければなりません。また、先頭が英文字で英文字、数字、ピリオド(.)、アンダースコア(_)からなる文字列リテラルは文字'\0'を含んではなりません。


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