Interstage Application Server アプリケーション作成ガイド (CORBAサービス編)
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付録A IDL定義> A.1 IDLの書式

A.1.2 識別子

 識別子は、IDLで記述する各宣言を識別するために用いられます。識別子は、先頭が英文字で、英文字、数字、およびアンダースコア("_")で指定します。なお、英文字の大文字と小文字は同じものとして扱われるので、大文字と小文字だけが違う識別子を使用すると、同名とみなされコンパイルエラーとなります。
 また、すべてのIDLファイル内に設定した識別子は一意でなければなりません。例えば、異なるIDLファイルでも定数とインタフェースに同じ識別名を使用すると、コンパイルエラーとなります。

 なお、下記に示す識別子はキーワードとして予約されており、他の目的に使用することはできません。

any

context

fixed

longdouble

out

struct

void

attribute

default

float

longlong

raises

switch

wchar

boolean

double

in

module

readonly

TRUE

wstring

case

enum

inout

Object

sequence

typedef

 

char

exception

interface

octet

short

unsigned

 

const

FALSE

long

oneway

string

union

 

 キーワードは識別子なので、識別子と同じ規則に従い、正確に書かなければなりません。例えば、"interface"は正確ですが、"Interface"は"I"が大文字であるため、コンパイルエラーとなります。

 また、以下の文字を特殊文字として使用します。

 ;  {  }  :  ,  =  +  -  (  )  <  >  [  ]  '  "  \  |  ^  &  *  /  %  ~

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