MessageQueueDirector説明書
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第2部 拡張機能編> 第10章 ACM連携サービス> 10.2 機能

10.2.2 プライオリティ

 プライオリティとは、メッセージ送受信の優先度を意味します。メッセージのプライオリティを設定することにより、緊急のメッセージを優先的に処理させることができます。

 プライオリティは以下に示す複数の段階あり、メッセージ送信時にアプリケーションが指定します。

1(高レベル)から3(低レベル)までの3段階

1(高レベル)から7(低レベル)までの7段階

 これに対応して、グローバルサーバのAIM特化型ACMのプライオリティは、1(高レベル)から3(低レベル)までの3段階しかありません。また、MQD MQゲートウェイ連携時に使用するMQSeriesのプライオリティは、9(高レベル)から0(低レベル)までの10段階あります。このように、プラリオリティ値が相違するサーバ間でメッセージ交換する場合はプライオリティ値の変換が必要であり、ACM連携サービスでは表10.2および表10.3に示すようにプライオリティ値を変換しています。

[表10.2 MQDまたはAIM特化型ACMとメッセージ交換する場合のプライオリティ値の対応関係]

[メッセージ送信の場合]

自サーバのアプリケーションが送信キューにメッセージを格納した時のプライオリティ値

相手サーバの受信キューにメッセージが格納された時のプライオリティ値

1

1

2

2

3

3 〜 7

3

[メッセージ受信の場合]

自サーバの受信キューにメッセージが格納された時のプライオリティ値

相手サーバのアプリケーションが送信キューにメッセージを格納した時のプライオリティ値

1

1

2

2

3

3

[表10.3 MQD MQゲートウェイとメッセージ交換する場合のプライオリティ値の対応関係]

[メッセージ送信の場合]

自サーバのアプリケーションが送信キューにメッセージを格納した時のプライオリティ値

相手サーバの受信キューにメッセージが格納された時のプライオリティ値

1

9

2

8

3

3 〜 7

7

[メッセージ受信の場合]

自サーバの受信キューにメッセージが格納された時のプライオリティ値

相手サーバのアプリケーションが送信キューにメッセージを格納した時のプライオリティ値

1

9

2

8

3

7 〜 0


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