MessageQueueDirector説明書
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第1部 基本機能編> 第8章 プログラムインタフェース> 8.3 C言語インタフェース> 8.3.1 各インタフェースの説明

8.3.1.26 mqd_getevent (運用イベントを受信する)

機能説明

 運用イベントを1件受信します。

記述形式

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      #include "mqdapi.h"
      int mqd_getevent(int handle, int eventID[], int IDmax, int mode,
                       MQD_EventInfo *header, char *extend,
                       long *length, MQD_Environment *env)
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パラメタ

handle

 mqd_openevent関数から返された運用イベントへのハンドルをそのまま指定します。

eventID

 受信対象にする運用イベントIDを設定してください。複数種の運用イベントを受信したい場合には受信したい運用イベントIDをすべて設定してください。すべての種類の運用イベントIDを受信したい場合には配列の先頭に“0”を設定してください。運用イベントIDの種類については“表8.26 運用イベントID一覧”を参照してください。

IDmax

 eventIDに設定した運用イベントIDの有効数を設定してください。eventIDに“0”を指定した場合には“1”を指定してください。

mode

 運用イベントがない場合の対処を指定します。

  MQD_Q_MODE_ASYNC: 非同期モード

運用イベントがない場合には、すぐに復帰します。

  MQD_Q_MODE_SYNC: 同期モード

運用イベントが発生するまで待ちます。

header

 運用イベント情報を入れる領域へのポインタを指定します。領域は発行元が用意します。運用イベント情報(MQD_EventInfo構造体)の詳細については、“8.3.2 パラメタの詳細説明”を参照してください。

extend

 運用イベント拡張情報を入れる領域へのポインタを指定します。領域は発行元が用意します。運用イベント拡張情報がない運用イベントだけを受信する場合にはNULLを指定します。運用イベント拡張情報の詳細については、“8.3.2 パラメタの詳細説明”を参照してください。

length

 extendで指定した領域の長さを指定します。extendにNULLを指定した場合には“0”を指定してください。

env

 例外処理のための復帰情報へのポインタを指定します。エラー詳細コードに以下の値が返されます。復帰情報(MQD_Environment構造体)の詳細については、“8.4 復帰情報の説明”を参照してください。

  MQD_ERR_SYNTAX,   MQD_ERR_NOCONNECT, MQD_ERR_NOMEMORY, MQD_ERR_BUFFERLACK,
  MQD_ERR_EVENTNOOPEN, MQD_ERR_NOEVENT, MQD_ERR_INVALIDHANDLE, MQD_ERR_GETMODE,
  MQD_ERR_IDMAX,    MQD_ERR_EXTENDLENGTH

復帰値

 本関数の処理結果が以下の復帰値で通知されます。

 正常時: 0
 異常時: -1

注意事項


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