MessageQueueDirector説明書
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第1部 基本機能編> 第4章 運用> 4.3 MessageQueueDirector運用操作ツール

4.3.7 MessageQueueDirector運用操作ツール環境のカストマイズ

 MQD運用操作ツールのカストマイズは、以下の方法で行います。

1) ポート番号のカストマイズ

 以下のファイルをエディタで開きます。

 [MQDインストールフォルダ]\gui\def\mqdwguienv.dat・・・(A)

 /opt/FJSVmqd/gui/def/mqdwguienv.dat・・・(A)

 “port=数字”と記述されている行の“数字”の箇所を、任意のポート番号に書き換え、ファイルを保存します。1〜65535の値が記述可能です。ただし、SSL用のポート番号と重複しないように記述してください。また、この値を省略することはできません。

 以下のファイルをエディタで開きます。

 [F3FMwwwインストールフォルダ]\conf\MQDwgui.dat

 /opt/FJSVmqd/gui/def/MQDwgui.dat

 “port:数字”と記述されている行の“数字”の箇所を、(A)で指定したポート番号に書き換え、ファイルを保存します。

 ファイルの編集作業完了後、MQD運用操作ツール、およびWebサーバを再起動してください。

 起動および停止の手順については、“4.3.6 MessageQueueDirector運用操作ツールの運用操作”を参照してください。

2) SSL用ポート番号のカストマイズ

 以下のファイルをエディタで開きます。

 [MQDインストールフォルダ]\gui\def\mqdwguienv.dat・・・(A)

 /opt/FJSVmqd/gui/def/mqdwguienv.dat・・・(A)

 “sslport=数字”と記述されている行の“数字”の箇所を、任意のポート番号に書き換え、ファイルを保存します。1〜65535の値が記述可能です。ただし、通常用のポート番号と重複しないように記述してください。また、この値を省略することはできません。

 すでに0が指定されている場合はSSL未使用の環境が作成されているため、SSL用ポート番号はカストマイズできません。

 以下のファイルをエディタで開きます。

 [F3FMwwwインストールフォルダ]\conf\MQDwguissl.dat

 /opt/FJSVmqd/gui/def/MQDwguissl.dat

 “port:数字”と記述されている行の“数字”の箇所を、(A)で指定したポート番号に書き換え、ファイルを保存します。

 ファイルの編集作業完了後、MQD運用操作ツール、およびWebサーバを再起動してください。

 起動、および停止の手順については、“4.3.6 MessageQueueDirector運用操作ツールの運用操作”を参照してください。

注意:

 SSL用ポート番号のカストマイズでは、使用中のSSL用ポート番号のみ変更できます。SSLの使用を開始する場合、またはSSLの使用を停止する場合には、MQD運用操作ツールの環境を再作成する必要があります。

 SSLを使用する場合は、“4) SSLの使用について”を参照してください。

3) 最大接続者数のカストマイズ

 以下のファイルをエディタで開きます。

 [MQDインストールフォルダ]\gui\def\mqdwguienv.dat

 /opt/FJSVmqd/gui/def/mqdwguienv.dat

 “maxuser=数字”と記述されている行の“数字”の箇所を、任意の最大接続者数に書き換え、ファイルを保存します。ただし、この値は接続可能なWebブラウザの数ではありません。カストマイズする場合は、接続するWebブラウザ×5を目安に値を記述してください。1〜200の値が記述可能です。この値を省略することはできません。

 ファイルの編集作業完了後、MQD運用操作ツール、およびWebサーバを再起動してください。

 起動、および停止の手順については、“4.3.6 MessageQueueDirector運用操作ツールの運用操作”を参照してください。

4) SSLの使用について

 SSLを使用する場合は、MQD運用操作ツールのセットアップコマンドで“-f”オプションにSSL環境定義ファイルを指定する必要があります。SSL環境定義ファイルにはSSLを使用するための各定義を記述します。

 MQD運用操作ツールのセットアップコマンドの詳細については“4.3.8.1 MessageQueueDirector運用操作ツールのセットアップコマンド”を参照してください。

 SSL環境定義ファイルに記述する各定義文の詳細については、“Webサーバ運用ガイド(InfoProviderPro編)”を参照してください。

5) IPv6の運用について

 IPv6による運用を行う場合には、環境定義ファイルにキーワードを追加する必要があります。

 以下のファイルをエディタで開きます。

  /opt/FJSVmqd/gui/def/MQDwgui.dat

 “IP-version: v6”を環境定義ファイルに追加し、ファイルを保存します。また、本キーワードに“IP-version:v4”および省略した場合は、IPv4による運用となります。

 環境定義ファイルに記述する各定義文の詳細については、“Webサーバ運用ガイド(InfoProviderPro編)”を参照してください。

 ファイルの編集作業完了後、MQD運用操作ツール、およびWebサーバを再起動してください。

 起動、および停止の手順については、“4.3.6 MessageQueueDirector運用操作ツールの運用操作”を参照してください。


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