MessageQueueDirector説明書
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第1部 基本機能編> 第2章 機能> 2.2 メッセージ交換

2.2.3 メッセージの受信

 メッセージの受信は、メッセージをメッセージキューから取り出す機能です。メッセージの受信は、プログラムインタフェースの“MQDGETMSG”または“mqd_getmsg”により行うことができます。メッセージの受信が正常終了するとメッセージはメッセージキューから削除されます。メッセージの受信の方法には以下があります。

 同期モードのメッセージ受信は、すでにメッセージキューにメッセージがある場合には、直ちにメッセージを取り出します。メッセージキューにメッセージがない場合には、メッセージが到着するまで待ち合わせます。

 非同期モードのメッセージ受信は、すでにメッセージキューにメッセージがある場合には、直ちにメッセージを取り出します。メッセージキューにメッセージがない場合には、メッセージ到着を待ち合わせずにアプリケーションに復帰します。

 1ユニット複数メッセージを受信する場合には、メッセージヘッダのユニット終了フラグが“ON”になるまでメッセージを受信した場合に限り受信が完了したとみなされます。途中で処理を打ち切った場合には、それまでの処理は取り消されます。したがって、再度メッセージを受信すると、再び同じユニット内の先頭メッセージから取り出されます。

 なお、メッセージの受信を行う場合は、以下のことに留意する必要があります。


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