InfoDirectory使用手引書
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8.1 コマンド仕様
DIT複製コマンド( ldapreplica )は、InfoDirectoryを複製元DSAとするDSA上の指定されたツリーを、LDAPプロトコルを使用し、複製先DSAに複製します。
コマンドオプションについては、ldapreplicaを参照してください。
本コマンドを使用するにあたり、以下の点を注意してください。本コマンドでサポートする機能は以下のとおりです。
- TLSを使用した証明書ベースでの認証および通信の暗号化を行う複製元DSAに対するDIT複製コマンドの実行はできません。複製元DSAは、簡易認証を行う場合のみをサポートしています。
- エントリ情報の変名/移動に対する差分更新は行えません。複製元DSAの変名/移動操作は無視されるため、複製先DSAと複製元DSAとの間の整合性がなくなります。
- DIT複製コマンドを実行し、ツリー情報を複製後、必ずldapsearchコマンドなどで、複製元と複製先のツリーが同じであることを確認してください。
- ツリー情報の複製は、複製先DSAの異なるツリーに複製はできません(複製するエントリのDN名は変更されません)。
DIT複製コマンドは、ldapsearchコマンドを使用し、複製元DSAのエントリ情報および更新情報を取得します。
次に、取得した情報を、ldapmodifyコマンドを使用し、複製先DSAに反映させます。ldapsearchコマンド、ldapmodifyコマンドについては、コマンド仕様を参照してください。
- 8.1.1 セットアップ
- 8.1.2 コマンドの使用方法
- 8.1.3 作業ファイルについて
- 8.1.4 メッセージ
- 8.1.5 エラー修正後の対応
- 8.1.6 複製環境の復旧
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