InfoDirectory使用手引書 |
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第3部 SDK編 | > 第5章 アプリケーション開発環境(LDAP C API) | > 5.2 関数インタフェース | > 5.2.9 エントリ名の変更 |
この関数は、非同期型でエントリ名の変更を行います。この関数では、LDAPコントロールを指定することができます。【指定形式】
int ldap_rename(
LDAP *ld,
char *dn,
char *newrdn,
char *newparent,
int deleteoldrdn,
LDAPControl **serverctrls,
LDAPControl **clientctrls,
int *msgidp
);【パラメタの説明】
- ld
ldap_init()またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。
- dn
名前を変更するエントリの、DNのアドレスを指定します。
- newrdn
このエントリの、新しいRDNのアドレスを指定します。
- newparent
このパラメタでは、新しいエントリの親となるエントリの、DNのアドレスを指定します。新しいエントリを元のエントリと同じ場所に置く場合は、このパラメタにNULLを指定します。LDAP V2プロトコルを使用する場合は、このパラメタにNULLを指定します。
- deleteoldrdn
このパラメタでは、元のRDNに該当する属性値を、エントリから削除するか否かを指定します。
- 元のRDNに該当する属性値を削除する場合 : 0以外の値
- 元のRDNに該当する属性値を削除しない場合 : 0
0を指定した場合、RDNではない属性値として、エントリに残されます。
- serverctrls
サーバコントロールのアドレスを設定した、ポインタ配列のアドレスを指定します。サーバコントロールを使用しない場合は、このパラメタにNULLを指定します。ここで指定したサーバコントロールは、InfoDirectoryサーバへの変更要求に添付されます。
- clientctrls
クライアントコントロールのアドレスを設定した、ポインタ配列のアドレスを指定します。ただし、本ライブラリではクライアントコントロールをサポートしていないため、このパラメタにNULLを指定します。
- msgidp
メッセージIDを格納するための変数のアドレスを指定します。
【復帰値】
この関数では、復帰値としてLDAPエラーコードを返します。
- 正常完了の場合 : LDAP_SUCCESS
- 異常完了の場合 : LDAP_SUCCESS以外のLDAPエラーコード
正常完了の場合には、msgidpパラメタが示す変数にメッセージIDが設定されています。
【注意事項】
- 非同期関数の結果獲得
非同期関数の処理結果を受取る場合、ldap_result()を使用します。この時、ldap_rename()の復帰値として返されたメッセージIDを指定します。詳細は、処理結果の受取り/判定を参照してください。
- 親エントリの指定
親エントリは、LDAP V3プロトコルの場合のみ指定することができます。LDAP V2プロトコルを使用する場合は、newparentパラメタにNULLを指定します。
- サーバコントロール
サーバコントロールは、LDAP V3プロトコルの場合のみ指定することができます。LDAP V2プロトコルを使用する場合は、serverctrlsとclientctrlsにNULLを指定します。サーバコントロールの形式については、LDAPコントロールを参照してください。
- LDAPエラーコード
LDAPエラーコードの値については、LDAPエラーコードを参照してください。
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