InfoDirectory使用手引書

5.1.5 LDAPコントロール

　LDAP V3プロトコルでは、InfoDirectoryサーバに対してLDAPの要求を行う際にLDAPコントロールを指定することができます。LDAPコントロールには、サーバコントロールとクライアントコントロールがあります。

　サーバコントロールは、InfoDirectoryサーバにおける処理を制御するための情報です。これは、LDAP要求に付加してInfoDirectoryサーバに送信されます。また、クライアントコントロールは、LDAP-APIライブラリ内部の処理を制御するものです。

1. サーバコントロール
   　
   • result情報のページング処理

     　検索結果のページング処理を行うためのサーバコントロールです。以下の関数を使用して作成したサーバコントロールを使用することにより、InfoDirectoryサーバからクライアントへの検索結果の送信を、クライアントから制御することができます。

     • ldap_create_paging_control() ： サーバコントロールにページング情報を初期設定します。
     • ldap_create_more_paging_control() ： サーバコントロールに次のページング情報を取得する設定を行います。
       　
   • 検索結果のソート処理

     　検索結果をInfoDirectoryサーバでソートするためのサーバコントロールです。
     　この関数を使用して作成したサーバコントロールを使用することにより、InfoDirectoryサーバ上で検索結果をソートさせることができます。

     • ldap_create_sort_control() ： サーバコントロールにInfoDirectoryサーバ上でのソート情報を初期設定します。
       　
2. クライアントコントロール

   　本ライブラリでは、クライアントコントロールをサポートしていません。

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5.1.5.1 result情報のページング処理

5.1.5.2 検索結果のソート処理