InfoDirectory使用手引書
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第3部 SDK編> 第5章 アプリケーション開発環境(LDAP C API)> 5.1 クライアントAPIライブラリの機能> 5.1.5 LDAPコントロール

5.1.5.2 検索結果のソート処理

 検索結果のソート処理におけるコントロールリクエストの形式は、以下のインターネットドラフトに記述されています。

“LDAP Control Extension for Server Side Sorting of Search Results”

処理の概要

 以下にソート処理の例を示します。

図: ソート処理の例

 

ソート処理の流れ

  1. 検索要求の送信

     クライアントは、検索要求にserverSortControlを付加してInfoDirectoryサーバに送信します。この時、ソートキー・リストもInfoDirectoryサーバに送信されます。

  2. エントリの検索/ソート

     InfoDirectoryサーバは、クライアントが指定した条件にしたがってエントリを検索します。
    検索が完了したら、serverSortControlで指定されたソートキーにしたがって、ヒットしたエントリをソートした後、クライアントに送信します。

  3. エントリの受信

     クライアント側では、クライアントが指定した順番でソートされたエントリを受信します。このため、クライアントにおけるエントリの並び替えは不要です。

  4. result情報受信

     InfoDirectoryサーバは、検索結果をクライアントに通知します。この時、result情報に付加されているserverSortResultには、ソート処理の結果が設定されています。

     

リクエスト

 検索結果のソート処理を使用する場合、InfoDirectoryサーバへの要求を発行する際に、サーバコントロールに以下のデータを指定します。

レスポンス

 検索結果のソートを要求した場合、処理結果として以下のコントロールレスポンスが通知されます。


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