Interstage Application Server J2EE ユーザーズガイド
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第7部 ツール編> 第24章 J2EEリソースアクセス定義について> 24.2 リソースアクセス定義の編集

24.2.1 JDBCリソースアクセス定義の編集

◆設定画面

 JDBCのリソースアクセス定義を選択した時の表示例を示します。
 なお、新規作成の場合は、[JDBC 定義入力支援]画面が表示されます。詳細は、“[JDBC 定義入力支援]画面”を参照してください。

 [JDBCドライバの種類がOracleの場合]

 [JDBCドライバの種類がOracle以外の場合]

◆設定内容(共通)

 各項目の設定内容を、以下の表に示します。
 なお、[入力支援]ボタンをクリックすると、[JDBC 定義入力支援]画面が表示されます。詳細は、“[JDBC 定義入力支援]画面”を参照してください。

項目

設定内容

項目の指定

定義名

定義名が表示されます。
定義名は、アプリケーションが、データベースへの接続時にネーミングサービスを使用してデータソースオブジェクトの登録/検索を行う場合に指定する名前になります。
また、ここで指定した定義名は、deployment descriptorファイルのresource-refタグで記述する必要があります。

指定済み

データベース接続
ユーザID(注1)

データベースへ接続するための、ユーザIDを指定します。

必須

データベース接続
パスワード(注1)

データベースに接続するための、ユーザIDに対するパスワードを指定します。

必須

ネーミングサービス
クラス名

使用するJDBCドライバのJNDIサービスプロバイダが、ネーミングサービスにアクセスするためのクラス名を指定します。

  • Symfowareの場合(注2)
    com.fujitsu.symfoware.jdbc2.jndisp.SYMContextFactory
  • Oracleの場合
    com.sun.jndi.fscontext.RefFSContextFactory
  • SQL Serverの場合
    com.fujitsu.interstage.jdbc.FJJdbcContextFactory

必須

ネーミングサービス
URL

使用するJDBCドライバのJNDIサービスプロバイダが、ネーミングサービスにアクセスするためのURLを、以下の形式で指定します。

  • Symfowareの場合
    SYM://ホスト名[:ネーミングサービスに接続するときのポート番号]
    ([]内は省略可能で、ポート番号の省略値は、10326です。)
  • Oracleの場合
    file:///ドライブ名:PROVIDER URLの情報を作成したディレクトリのパス
    必ず、ドライブ名を指定してください。
  • SQL Serverの場合
    FJIS://localhost[:ネーミングサービスに接続するときのポート番号]
    ([]内は省略可能で、ポート番号の省略値は、10526です。)

必須

ネーミングサービス
データソース名(注3)

使用するJDBCドライバのネーミングサービスに登録したデータソース名を、以下の形式で指定します。
 jdbc/データソース名
ネーミングサービスは、この名前を使用し、JDBCドライバのネーミングサービスからデータソースの検索/参照を行います。
JDBCドライバのネーミングサービスに登録したデータソース名の形式が、“jdbc/データソース名”と異なる場合は、登録する際に指定したデータソース名の形式で指定してください。

必須

注1)このユーザIDとパスワードは、deployment descriptorファイルのリソースマネージャ接続者(res-authタグ)に“Container”を指定した場合に使用されます。詳細は、“リソース接続者管理機能”を参照してください。
注2)このクラス名は、V4.0L10以降のSymfowareを使用する場合のクラス名です。V4.0L10より前のバージョンのSymfowareを使用する場合は、以下のクラス名を指定してください。
  fujitsu.symfoware.jdbc2.jndisp.SYMContextFactory
注3)XAデータソースは、クライアント側アプリケーションでは運用できません。

◆設定内容(Oracleのみ)

 Oracleの場合、以下の項目も設定します。

項目

設定内容

項目の指定

ネーミングサービス
ドライバタイプ

使用するOracle用JDBCドライバのJNDIサービスプロバイダが、ネーミングサービスにアクセスするためのドライバタイプを“thin”または“oci”の中で一つを指定します。
ドライバタイプのDefault値は、“thin”です。(注1)

必須

ネーミングサービス
ネットワークプロトコル

使用するOracle用JDBCドライバのJNDIサービスプロバイダが、ネーミングサービスにアクセスするためのネットワークプロトコルを“ipc”または“tcp”の中で一つを指定します。
ネットワークプロトコルのDefault値は、“tcp”です。(注1)

必須

ネーミングサービス
データソース種類

使用するOracle用JDBCドライバのデータソースの種類を“Interstageがコネクションプーリングを行う”、“Oracleがコネクションプーリングを行う”、“分散トランザクションを使用する”の中で一つを指定します。
データソース種類のDefault値は、“Interstageがコネクションプーリングを行う”です。(注2)

必須

ネーミングサービス
.bindingsファイル作成(注3)

使用するOracle用JDBCドライバのアクセス定義を設定するファイルである“.bindings”ファイルの作成可否を指定します。
Default値は、選択で“作成する”です。

ネーミングサービス
サーバURL

使用するOracle用JDBCドライバのJNDIサービスプロバイダが、ネーミングサービスにアクセスするためのサーバのURLを、以下の形式で指定します。
 jdbc:oracle:{ドライバタイプ}:@{ホスト名}:{ポート番号}:{SID}

必須

注1)ドライバタイプが“thin”の場合は、ネットワークプロトコルの値は“tcp”で指定します。
注2)Oracle10gでは“Oracleがコネクションプーリングを行う”場合のOracleConnectionCacheImplクラスが未サポートとなっています。“Interstageがコネクションプーリングを行う”を指定してください。
注3)“.bindings”ファイル作成を指定する場合は、環境設定が必要です。詳細は、“環境変数の設定”を参照してください。

下へ24.2.1.1 [JDBC 定義入力支援]画面

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