ETERNUS SF Disk Space Monitor ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0
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第5部 リファレンス> 第17章 環境保全

17.4 Managerの移行

何らかの理由により、既存の運用環境のManagerを別のManagerに移行する場合、以下の二つの形態があります。

以下に、それぞれの形態でのManagerの移行方法を説明します。

17.4.1 移行元のManagerの構成情報のみ引き継ぐ場合 

以下の手順を行ってください。

  1. 移行元のManagerのPDBから、構成情報を取り出す。

    18.4 sqcPDBexport(構成情報移行コマンド)」を参照し、移行元のManagerから構成情報をファイル出力します。その際、-n オプションで、移行先のManagerのホスト名を指定します。

  2. 移行先のManagerをインストールする。

    4.1.1 Managerの作業」を参照し、移行先のManagerを新規にインストールします。

  3. 構成情報を移行先のManagerに移入する。

    1.で出力した構成情報ファイルを、移行先のManagerの、以下のフォルダに置きます。

    <可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter


    /var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter

    60秒ほどで、PDBに格納されます。その際、.tmpファイルは削除されます。

  4. ManagerのIPアドレス変更の作業を行う。

    ManagerのIPアドレスが変る場合は、ManagerのIPアドレス変更の際の作業を行う必要があります。

    17.3 ManagerのIPアドレスの変更」を参照し、作業を行ってください。

17.4.2 移行元のManagerのPDBをそのまま引き継ぐ場合 

以下の手順を行ってください。

  1. 移行元のManagerから、PDBをバックアップする。

    17.2.1.1 PDBファイルのバックアップ」を参照し、移行元のManagerからPDBファイルをバックアップします。

  2. 移行元PDBから、構成情報を取り出す。

    18.4 sqcPDBexport(構成情報移行コマンド)」を参照し、移行元PDBから構成情報をファイル出力します。その際、-n オプションで、移行先のManagerのホスト名を指定します。

  3. 移行先のManagerをインストールする。

    4.1.1 Managerの作業」を参照し、移行先のManagerを新規にインストールします。ただし「4.1.1.2 起動方法と確認方法」で説明する、常駐プロセスの起動は行わないでください。

  4. 移行元のManagerのPDBを、移行先のManagerにコピーする。

    1.でバックアップしておいた移行元のPDBを、移行先のManagerの、同様のパスにコピーします。

  5. 移行元のManagerの構成情報を移行先のManagerにコピーする。

    2.で出力した構成情報ファイルを、移行先のManagerの、以下のフォルダに置きます。

    <可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter

    /var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter

  6. 移行先のManagerの常駐プロセスを起動する。

    第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、起動してください。また、常駐プロセスが正しく起動しているか確認してください。

  7. ManagerのIPアドレス変更の手続きを行う。

    ManagerのIPアドレスが変る場合は、ManagerのIPアドレス変更の際の作業を行う必要があります。

    17.3 ManagerのIPアドレスの変更」を参照し、作業を行ってください。


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