ETERNUS SF Disk Space Monitor ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0
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第5部 リファレンス> 第17章 環境保全

17.2 データベース(PDB)

17.2.1 バックアップ/リスト 

Manager上には、データベース(PDB)ファイルがあります。バックアップ/リストアの方法としては、以下に示す二つの方法がありますので、必要に合わせて組み合わせて運用してください。

Managerの二重化運用を行っている場合は、各Manager上でバックアップを実施してください。また、クラスタシステム運用を行っている場合は、現用系(管理業務を運用するノード)でバックアップを実施してください。

17.2.1.1 PDBファイル

データベースファイルそのものをバックアップする方法です。リストアする場合も、バックアップしたファイルを同じ場所に配置して下さい。

PDBファイルは、以下のディレクトリ配下に格納されます

<可変ファイル格納ディレクトリ>\data\

/var/opt/FJSVssqc/PDB/

上記ディレクトリ配下に、以下のファイルが生成されます。

ファイル名

説明

pdb.dat

管理用のデータが格納される単一ファイルです。

pdb_SUMMARY.dat

モニタデータが格納される単一ファイルです。なお、PDBファイルはUTC標準時で切り替わります。

pdb_10MIN_yyyymmdd.dat

リソースデータ(10分間隔)が格納されるファイルです。1日ごとに生成され、ファイル名のyyyymmddは、ファイルが作成された日の日付になります。なお、PDBファイルはUTC標準時で切り替わります。

pdb_1HR_yyyymmdd.dat

リソースデータ(1時間間隔)が格納されるファイルです。一週間ごとに生成され、ファイル名のyyyymmddは、ファイルが作成された週の日曜日の日付になります。なお、PDBファイルはUTC標準時で切り替わります。

pdb_1DAY_yyyymmdd.dat

リソースデータ(1日間隔)が格納されるファイルです。一月ごとに生成され、ファイル名のyyyymmddは、ファイルが作成された月の月初めの日付になります。なお、PDBファイルはUTC標準時で切り替わります。

pdb_other.dat

制御用のデータが格納される単一ファイルです。

17.2.1.2 アーカイブファイ 

バックアップ用に出力されたアーカイブファイルをバックアップする方法です。このファイルは、毎日バックアップすることを想定したファイルです。

<可変ファイル格納ディレクトリ>\spool\BackupPDBinsert

/var/opt/FJSVssqc/BackupPDBinsert

上記ディレクトリ配下に、以下のファイルが出力されます。

pdbinsert_%SYSTEM%_%N%.txt

%SYSTEM% : システム名

%N% : ファイル番号

本アーカイブファイルは、24時間間隔、または、DCMのサービス/デーモンが起動する度に新たに生成されます。ただし、ファイル番号(%N%)が1〜3の間で、サイクリックに使用されます。したがって、最大三日間の情報がアーカイブされることになります。

本アーカイブファイルをリストアする場合は、ファイルの拡張子を.txtから.tmpに変換した後、以下のディレクトリに配置してください。

<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaPDBWriter

/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaPDBWriter

バックアップ/リストアの作業時は、DCMのサービス/デーモンを停止しておく必要があります。起動/停止方法については、「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。

17.2.2 データベー(PDB)の移動 

何らかの理由で、データベースを別の場所に移動する場合は、以下の手順を行ってください。

  1. 常駐プロセスの停止

    データベースを移動する際は、常駐プロセスを停止する必要があります。停止方法については、「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。

  2. データベースファイルの移動

    以下のディレクトリ配下に格納されているデータベースファイルを、任意のディレクトリに移動します。

    <可変ファイル格納ディレクトリ>\data\

    /var/opt/FJSVssqc/PDB/

  3. DSAconfiguration.txtファイルの変更

    以下の定義ファイル内の、データベースパスを変更します。

    <可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt

    /etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt

    上記定義ファイル内の、以下に示すデータベースパスを、新しいパスに変更してください。(Windowsの場合の例です。)

    [DsaPDBWriter]

    database=C:\Program Files\DiskSpaceMonitor\data\pdb.dat

    [DsaPDBWriter_sum]

    database=C:\Program Files\DiskSpaceMonitor\data\pdb.dat

    [DsaPDBReader]

    database=C:\Program Files\DiskSpaceMonitor\data\pdb.dat

    [PDBMANAGE]
    command=pdb_manage.exe -d "C:\Program Files\DiskSpaceMonitor\data\pdb.dat"

  4. pdbmgr.txtファイルの変更

    以下の定義ファイル内の、データベースパスを変更します。

    <インストールディレクトリ>\setup\pdbmgr.txt

    /opt/FJSVssqc/setup/pdbmgr.txt

    上記定義ファイル内の、以下に示すデータベースパスを、新しいパスに変更してください。(Windowsの場合の例です。)

    [PDBMANAGE]

    command=pdb_manage.exe -d "C:\Program Files\DiskSpaceMonitor\data\pdb.dat"

  5. 常駐プロセスの起動

    起動方法については、「第5章 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。


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