DBミラーリングシステム運用中に、DSIの初期化を行う場合の手順を示します。
参照
複写先システムがDBミラーリングシステムの場合は、"7.3.1 複写先システムがDBミラーリングシステムの場合"を参照してください。
正系ノードでSymfoware ServerのrdbfmtコマンドによるDSIの初期化を行うと、副系ノードでRERUNログ反映によるDSIの初期化が行われますが、レプリケーションシステムでは全複写業務によりレプリケーション先と同期する必要があります。
副系ノードでDSIの初期化の完了メッセージを確認した後に、DBミラーリングサービスを保守停止し、一括差分複写業務を停止してから、全複写業務を行います。
初期化を行うDSIを利用したSQLアプリケーションを停止します。
rdbfmtコマンドを使用し、DSIの初期化を行います。
DBミラーリングシステムの副系ノードで、DSIの初期化が完了したメッセージを確認します。
DSIの初期化の完了時には、以下のメッセージがRDBREPORTに出力されます。
rdb: INFO: qdg20748i: RERUNログ反映によるDSIの初期化が完了しました DSI名='DB名.DSI名' RLP名='RLP名'
dxsvstopコマンドを使用し、DBミラーリングサービスを保守停止します。
SQLアプリケーションを開始します。
レプリケーション運用を停止します。
詳細は、“導入運用ガイド”の“レプリケーション運用の一時停止”を参照してください。
レプリケーションシステムの全複写業務を実行します。
レプリケーション運用を開始します。
詳細は、“導入運用ガイド”の“2.10.1.6 レプリケーション運用の開始”を参照してください。
dxsvstartコマンドを使用し、副系ノードのDBミラーリングサービスを開始します。
注意
レプリケーション運用の停止は、必ずDBミラーリングサービスを停止した後に行ってください。
DBミラーリングサービスの開始は、必ずレプリケーション運用を開始した後に行ってください。
参照
rdbfmtコマンド、dxsvstartコマンドおよびdxsvstopコマンドの詳細は、以下のマニュアルを参照してください。
“Symfoware Server コマンドリファレンス”
“Mirroring Controller コマンドリファレンス”