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Linkexpress Replication optionV5.0L27 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド

2.1.4 レプリケーションシステムのトラブルの回避

レプリケーションシステムを構成する複写元の連携サーバにおいて、ディスク障害などのトラブルが発生した場合でも、DBミラーリングシステムは動作を続けます。しかし、トランザクションログテーブルへの差分ログ出力を継続する一方で、トランザクションンログテーブルから差分ログファイルへデータを移動できなくなるため、トランザクションログテーブルが膨張します。連携サーバを復旧しないままデータベースの運用を継続すると、トランザクションログテーブルのテーブル空間を配置しているディスクが枯渇し、DBミラーリングシステムを運用できなくなります。

そのため、Linkexpress Replication option では複写元連携サーバに障害が発生してもDBミラーリングシステムの可用性を維持するために、複写元連携サーバをクラスタ構成とすることを推奨しています。

連携サーバを早期に復旧することができず、復旧までにトランザクションログテーブルのテーブル空間を配置しているディスクの枯渇が予想される場合、緊急手段としてSymfoware ServerまたはEnterprise Postgresの操作で差分ログの取得を停止させることで、レプリケーションシステムをDBミラーリングシステム連携から離脱し、DBミラーリングシステムの運用を継続することが可能です。

参照

  • 緊急時に差分ログの取得を停止させるには手順の詳細については、“導入運用ガイド”の“緊急時に差分ログの取得を停止する”を参照してください。

  • レプリケーションシステムが離脱した後の復旧方法については、“4.3 レプリケーションシステムの異常”を参照してください。

ディスク障害などのトラブルが発生した場合