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Linkexpress Replication optionV5.0L27 DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド

4.3 レプリケーションシステムの異常

レプリケーションシステムの資源に異常が発生した場合の、DBミラーリングシステム連携の復旧方法を以下に説明します。

ポイント

DBミラーリングシステムのプライマリサーバのデータベースからレプリケーションを行った場合について、以下に補足します。

  • レプリケーションシステムに異常が発生した場合、DBミラーリングシステムの復旧は不要です。

操作手順

説明

  1. レプリケーション運用を停止します。

  2. レプリケーションシステムを復旧します。
    詳細については“導入運用ガイド”の以下を参照してください。

    • “トランザクションログテーブルの再作成”

    • “差分ログファイルの再作成(定義変更)”

    • “差分ログファイルの再作成(容量不足、閉塞からのリカバリ)”

    続いて以下の手順を実施します。

    1. 関連システムを起動します。起動済みのシステムを再起動する必要はありません。

    2. 初期複写業務を実行します。

  3. 以下の手順でレプリケーション運用を開始します。
    一括差分複写業務を実行します。

注意

レプリケーション運用の停止から開始までの間は、データベースの更新に対し、差分ログがデータベースに蓄積されます。したがって、この区間に大量にプライマリサーバのデータベースを更新すると、以下のリスクが発生します。

  • トランザクションログテーブルが満杯になり、テーブル空間が枯渇する危険性がある。

  • 差分ログファイルが想定以上に自動容量拡張し、配置先ディスクに空きがなくなる危険性がある。

  • レプリケーション業務における各イベントの処理時間が、監視時間をオーバする可能性がある。

これらのリスクが高い場合は、複写元システムにおいてデータベースの更新量が少ない時間帯に、DBミラーリングサービスを停止し、レプリケーションシステムの復旧を行ってください。

参照

  • レプリケーション運用停止の詳細については、“導入運用ガイド”の“レプリケーション運用の終了”を参照してください。

  • 関連システムの起動については、“導入運用ガイド”の“関連システムの起動”を参照してください。

  • 初期複写業務の実行については、“導入運用ガイド”の“レプリケーション運用のための準備”を参照してください。

  • 一括差分複写業務の実行については、“導入運用ガイド”の“レプリケーション運用の開始”を参照してください。

  • DBミラーリングサービスの停止および開始手順の詳細は、“Symfoware Server クラスタ運用ガイド”または“Enterprise Postgres クラスタ運用ガイド”を参照してください。