[名称]
[対象データベース]
Symfoware Server(Nativeインタフェース)
[形式]
lxrepdrinit -p RLP名 [ -k { both | own } ] [ -f DRサーバ環境ファイル名 ] [ -w 作業ディレクトリパス名 ] [ -D -d DRレプリケーション定義ファイル名 ]
[機能説明]
RLP環境の初期化を行います。初期化する資源は以下です。
BCログ管理ファイル内の初期化対象RLPの情報
初期化対象RLPのRLMとRLC
初期化対象RLPが使用するRLP管理オブジェクト
初期化対象RLPが使用するRERUNログ引継ぎファイル
初期化対象RLPが使用するRERUNログ抽出ファイル
初期化対象RLPが使用するRLC退避ファイル
[オプションの意味]
初期化するRLP名を指定します。
操作対象システムを指定します。
本オプションを省略した場合、bothが指定されたものとして動作します。
both :両システムのRLP環境を初期化します。複写元システムで本コマンドを実行します。
own :本コマンドを実行したシステムのRLP環境を初期化します。複写元システムまたは複写先システムで本コマンドを実行します。
-k bothを指定する場合または省略した場合、本オプションを指定します。
DRサーバ環境ファイル名を、32バイト以内の絶対パス名で指定します。
RLC退避ファイルも初期化対象とする場合に指定します。
-Dオプションを指定する場合、本オプションを指定します。
DRレプリケーション定義ファイル名を255バイト以内の絶対パス名で指定します。
本コマンドで一時的に使用する作業ファイルの格納ディレクトリパス名を、32バイト以内の絶対パス名で指定します。
本オプションを省略した場合、“/work”を使用します。本オプションに指定したディレクトリまたは、/workが存在しない場合、本コマンドでディレクトリを作成します。
[注意事項]
-wオプションを省略する場合、/workを事前に作成し、コマンド実行ユーザの権限を付与してください。
-k bothを指定する場合、両システムのLinkexpressが起動されている必要があります。
RLP環境の初期化を行うには、以下の条件を満たしている必要があります。
RLPが終了オフラインまたはDRオフライン状態、かつ
Symfoware/RDBが起動されている、かつ
DRレプリケーション運用の対象とするロググループに対して更新がない状態
複写先システムでRLP環境の初期化を行うには、以下の条件を満たしている必要があります。
RERUNログ引継ぎファイルが存在している状態、かつ
RERUNログ抽出ファイル格納先ディレクトリが存在している状態
閉塞しているRLPに対して、RLP環境の初期化を行うには、以下の条件を満たしている必要があります。
RLPを構成する媒体が正常な状態、かつ
RLMの媒体の内容に異常がない状態
マルチRDB運用のときは、環境変数RDBNAMEで対象のRDBシステム名を設定してください。
本コマンドは、異なるRLP名であってもlxrepdrrlpコマンド(-Vオプション)と同時に実行することはできません。
[復帰値]
0:正常終了
0以外:異常終了