管理サーバ/統合管理サーバとクライアント(CT)間の通信
クライアント(CT)においては、管理サーバ/統合管理サーバのホスト名を名前解決できている必要があります。
名前解決できない場合、管理サーバ/統合管理サーバとクライアント(CT)間は通信できません。
管理サーバ/統合管理サーバとクライアント(CT)間の通信は暗号化されます。
このため、V14.3.1以前の通信暗号化の修正を適用していないクライアント(CT)との通信など、暗号化されていない通信については一部制限されます。
詳細は、“2.3 管理サーバ”の “管理サーバ/統合管理サーバとクライアント(CT)間の通信”を参照してください。
メール添付禁止
添付が禁止されているファイルを添付してメール送信した場合の動作が変更になります。
V14.0.1以前 | V14.1.0以降 |
---|---|
添付禁止対象のファイルと禁止対象外のファイルが混在しているときは、禁止対象外のファイルだけ添付して送信できました。 | 添付ファイルの中に1つでも、添付禁止対象のファイルがある場合は、メール(メール本文と、すべての添付ファイル)を送信できません。 |
持出しユーティリティ
DVD/CDにファイルを持ち出す場合、ファイルシステムのデフォルト値が以下のとおり変更になります。
V15.1.3以前 | V15.2.0以降 |
---|---|
ファイルシステムはCDFS固定です。 | ファイルシステムをUDF、UDF Bridge、CDFSから選択できます。 デフォルトはUDFです。 |
USBデバイス個体識別機能で「利用する」としてバージョンアップした場合、V15.1.0ではCD/DVDデバイスも個体識別対象となるため、USB接続のCD/DVDデバイスを許可デバイスとして登録するまで、持出しユーティリティからCD/DVDへの書込みができなくなります。USBデバイス個体識別機能で「利用する」を選択し、DVD/CDデバイス使用する場合は、DVD/CDドライブを許可デバイスとして登録してください。また、USB接続以外のCD/DVDドライブは許可デバイスとして登録できないため、書き込みできません。
持出し元のファイルパスがドライブレター付きのネットワークドライブであった場合、UNC表記で持出し元のファイルパスを表示するようになりました。
新規に対応するOS(Windows 10、Windows Server 2016以降のOS)上で使用する場合、[ファイル追加]または[ファイル持出し先参照]を選択したときの初期表示フォルダがデスクトップからマイコンピュータになります。
Windows 10以降のクライアントOSでCD/DVDの読込み禁止を設定する場合、他のアプリケーションの動作によってファイル持出しユーティリティでも設定が有効になってしまうことがあります。この場合には、いったんファイル持出しユーティリティを終了して、再度、起動してください。
Web操作ログ、Webアップロード・ダウンロード禁止、URLアクセス禁止
V15.4.0から、Web通信の監視方式である「ローカルプロキシ方式」がサポート対象外となります。
「ローカルプロキシ方式」によるWeb通信の監視を行っている場合は、「フック方式」に変更してください。変更方法は、“運用ガイド管理者編”の“クライアント(CT)の動作設定を変更する”を参照してください。
操作ログや出力したCSVファイルに関する非互換
持出し元、持出し先のファイルパスがドライブレター付きのネットワークドライブであった場合、必ずUNC表記でログが取得されるようになりました。
操作元、操作先のファイルパスがドライブレター付きのネットワークドライブであった場合、必ずUNC表記でログが取得されるようになりました。