管理サーバ/統合管理サーバと管理コンソール間の通信
管理サーバ/統合管理サーバは管理コンソールの接続時に接続元アドレスが正しいかどうか判定します。
そのため、管理サーバ/統合管理サーバのサービスを再起動する場合は、必ず接続している全ての管理コンソールを終了させ、サービス起動後に再度接続してください。
管理コンソールを終了させずに管理サーバに接続しようとしても接続できません。
接続できない状態となった場合は、管理コンソールを終了させ、再度接続してください。
なお、管理コンソールの終了には、以下の時間を要します。
[サーバ設定ツール]-[管理サーバ設定]の[サーバ間通信タイムアウト値]
管理サーバ/統合管理サーバ間の通信
各マシンにおいて、管理サーバ/統合管理サーバのホスト名を名前解決できている必要があります。
名前解決できない場合、統合管理サーバと管理サーバ間は通信できません。
管理サーバ/統合管理サーバとクライアント(CT)間の通信
各マシンにおいて、管理サーバ/統合管理サーバのホスト名を名前解決できている必要があります。
名前解決できない場合、管理サーバ/統合管理サーバとクライアント(CT)間は通信できません。
管理サーバ/統合管理サーバとクライアント(CT)間の通信は暗号化されます。
このため、V14.3.1以前の通信暗号化の修正を適用していないクライアント(CT)との通信など、暗号化されていない通信については制限されます。
V14.0.0~V14.3.1のクライアントは、2014年9月以降の緊急修正を適用するか、V15.1へのバージョンアップが必要です。
管理サーバをV15.1にバージョンアップした後は、新規インストールできるクライアントはV15.0またはV15.1だけです。
管理サーバ/統合管理サーバとクライアント(CT)間でバージョンが異なる場合の注意事項については、“導入ガイド”の“異なるバージョン間の注意事項”を参照してください。
旧版データベースの変換コマンド
V15.0.0からは、旧版データベースの変換コマンドは提供されません。
データベースの再作成が必要となります。旧版のデータベースをバックアップ(退避)して、新規にデータベースを作成後、バックアップしたデータをリストアしてください。
ログ情報テーブル
以下のどちらかの条件を満たす場合、メール添付禁止ログの格納先テーブルが変更になります。
・メール送信時宛先確認ポリシーを適用していない
・V12.0L20~V13.0.0互換方式を使用している
V14.0.1以前 | V14.1.0以降 |
---|---|
COMMONLOG3(共通ログ3) | COMMONLOG1(共通ログ1) |
データベース(DBMS)
データベース(DBMS)が以下のとおり変更になります。
製品版のSymfowareがDBMS(データベース管理システム)として利用できなくなります。
DBMSの変更に伴い、DB関連のサービス名が変更になります。
V13.0.0~V15.0.1のサービス名
Symfoware RDB SWDTK
V15.1のサービス名
PostgreSQL RDB SWDTK
サーバ設定ツール
サーバ設定ツールが以下のとおり変更になります。
[DB領域枯渇時の通知]のしきい値は値の範囲が「5~20」となります。そのため、旧VLで5%よりも小さな値を指定した状態でバージョンアップした場合、5%の値で上書きされます。
管理サーバがクライアント(CT)と通信するときの「同時CT最大接続数」(内部的に設定される値です)が、「180」から「100」に変更になります。
Active Directory連携コマンド
OU名、ユーザー名(UserPrincipalName)にUNICODE固有文字が含まれている場合、以下のように、動作が変更になります。
V14.0.0~V15.0.1B | V15.1.0以降 |
---|---|
UNICODE固有文字を含むOU名、ユーザー名(UserPrincipalName)は取り込みません。 | UNICODE固有文字を含むOU名、ユーザー名(UserPrincipalName)をUNICODE固有文字のまま取り込みます。 |
Active Directoryのユーザー情報のうち、「使用者名(日本語名など)」、「従業員番号」、「役職名」、「部署名」、「部署コード」は、UNICODE固有文字を「?」記号に置換して取り込みます。 | 「使用者名(日本語名など)」、「従業員番号」、「役職名」、「部署名」、「部署コード」のUNICODE固有文字をそのまま取り込みます。 |
最初のActive Directory連携コマンドの実施により、UNICODE固有文字を含んでいるため取り込まれなかったOU名およびユーザー名は、新規に取り込まれます。
バックアップコマンド
下記サンプルコマンドが出力する管理情報やログ情報の出力先が変更になります。
DailySch.bat
管理情報のみ日付フォルダがなくなり、ログ情報と同じ階層に出力されます。
DailySch2.bat
ログ保存先の配下に作成されていた日付フォルダがなくなり、ログ保存先直下に管理情報やログ情報が出力されます。
出力されるCSVデータの文字コードが、SJISからUTF-8に変更になります。
運用環境保守ウィザード(環境構築・削除)
V16.0.0以降では、iOS管理データベースの構築ができなくなります。
「運用環境保守ウィザード(環境構築・削除)」がなくなります。
V15.1では、[サーバ設定ツール]-[データベース構築・削除・情報表示]に変更になります。
詳細は、“導入ガイド”の“データベースを構築する”を参照してください。
運用環境保守ウィザード(情報表示・再構築)
「運用環境保守ウィザード(環境構築・削除)」がなくなります。
V15.1では、[サーバ設定ツール]-[データベース構築・削除・情報表示]に変更になります。
詳細は、“導入ガイド” の“データベースを構築する”を参照してください。