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Enterprise Application Platform V2.0.0 GlassFishユーザーズガイド

5.10.1 サーバーログ

ファイル名

server.log

ログファイルの出力先

DAS

[運用資産格納ディレクトリー]\domains\domain1\logs

[運用資産格納ディレクトリー]/domains/domain1/logs

GlassFish Serverクラスター

[運用資産格納ディレクトリー]\nodes\localhost-domain1\<GlassFish Serverインスタンス名>\logs

[運用資産格納ディレクトリー]/nodes/localhost-domain1/<GlassFish Serverインスタンス名>/logs

ログファイルの出力先の変更

サーバーログのログ出力先ディレクトリーは、asadminコマンドのset-log-attributesサブコマンドで変更可能です。変更については、「設定方法」を参照してください。

出力内容

DAS

GlassFish Serverクラスターの作成やアプリケーションの配備など、Jakarta EEに関する操作の情報が出力されます。
また、DASに配備したアプリケーションの標準出力、標準エラー出力に出力した情報やGlassFishが提供するJakarta EEの各コンポーネントが出力する情報が出力されます。

GlassFish Serverクラスター

GlassFish Serverクラスターに配備したアプリケーションの標準出力、標準エラー出力に出力した情報やGlassFishが提供するJakarta EEの各コンポーネントが出力する情報が出力されます。

仕様

設定方法

サーバーログの設定項目は、asadminコマンドのset-log-attributesサブコマンドで変更可能です。

出力フォーマット

[yyyy-MM-ddTHH:mm:ss.usTZD] [GF バージョン] [LOG_LEVEL] [メッセージ番号] [ロガー名] [tid: _ThreadID=スレッドID _ThreadName=スレッド名] [levelValue: LOG_LEVELの数値] [[
  メッセージ本文]]

ログレベルがFINE、FINER、FINESTの場合、以下のようにClassName、MethodNameが追加で出力されることがあります。

[yyyy-MM-ddTHH:mm:ss.usTZD] [GF バージョン] [LOG_LEVEL] [メッセージ番号] [ロガー名] [tid: _ThreadID=スレッドID _ThreadName=スレッド名] [levelValue: LOG_LEVELの数値] [CLASSNAME: ログ出力を実行したクラス名] [METHODNAME: ログ出力を実行したメソッド名] [[
  メッセージ本文]]

メッセージ番号は出力されないことがあります。

LOG_LEVEL:

注意

上記のjava.util.logging.Levelに定義された標準ログレベル以外にも、一部のGlassFish機能は以下のログレベルを出力するものがあります。標準ログレベル以外のログレベルを変更する場合には、GlassFishのグローバル設定(logging.properties)を変更してください。

  • FATAL :重大なエラー

  • SEVERE :エラー

  • ERROR :エラー

  • WARNING:警告

  • WARN :警告

  • INFO :情報

  • CONFIG :静的な構成メッセージ

  • FINE :トレース

  • DEBUG :デバッグ情報

  • FINER :詳細なトレース

  • TRACE :トレース

  • FINEST :非常に詳細なトレース

出力例

[2024-09-02T13:32:25.256226+09:00] [GF 8.0.0] [INFO] [NCLS-LOGGING-00009] [com.sun.enterprise.server.logging.LogManagerService] [tid: _ThreadID=1 _ThreadName=main] [levelValue: 800] [[
  Running GlassFish Version: Eclipse GlassFish 8.0.0 (commit: 7def007fbd3b6beeee4266bf858a5fe3b0717121)]]