変更内容
サーバーログに関するロガーの設定の定義項目名、値の範囲、初期値などが変更されます。
非互換
サーバーログの出力に使用されるログハンドラが次のように変更されます。
V1.2以前 | V2.0以降 |
---|---|
com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler | org.glassfish.main.jul.handler.GlassFishLogHandler |
ロガーの定義項目の定義項目名が次のように変更されます。
項目 | 定義項目名(V1.2以前) | 定義項目名(V2.0以降) |
---|---|---|
ログ出力ディレクトリ | com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.directory | org.glassfish.main.jul.handler.GlassFishLogHandler.directory |
ログローテーションの有効化 | com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.rotationEnabled | org.glassfish.main.jul.handler.GlassFishLogHandler.rotation.enabled |
ローテーションのタイプ | com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.rotationPolicy | org.glassfish.main.jul.handler.GlassFishLogHandler.rotation.policy |
ログサイズ | com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.rotationLimitInBytes | org.glassfish.main.jul.handler.GlassFishLogHandler.rotation.limit.megabytes |
ログ収集時間 | com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.rotationTime | org.glassfish.main.jul.handler.GlassFishLogHandler.rotation.time |
世代数 | com.sun.enterprise.server.logging.GFFileHandler.maxHistoryFiles | org.glassfish.main.jul.handler.GlassFishLogHandler.rotation.maxArchiveFiles |
ロガーの定義項目の値の範囲が次のように変更されます。
項目 | 範囲(V1.2以前) | 範囲(V2.0以降) |
---|---|---|
ログローテーションの有効化 | 任意の文字列 (設定値がtrueまたは設定値なしの場合、ログローテーションが有効。設定値がfalseの場合、ログローテーションが無効。) |
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ログサイズ | 1048576~536870912(Byte) | 1~512(MB) |
ロガーの定義項目の初期値が次のように変更されます。
項目 | 初期値(V1.2以前) | 初期値(V2.0以降) |
---|---|---|
ログローテーションの有効化 | なし(ログローテーションは有効) | true |
ログサイズ | 1048576(Byte) | 1(MB) |
ログハンドラ | なし | org.glassfish.main.jul.handler.GlassFishLogHandler |
管理コンソールの「ロガーの設定」画面の「アプリケーションで使用するログ属性」テーブルに初期状態で表示されるログ属性が次のように変更されます。
V1.2以前 | V2.0以降 |
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asadminコマンドのdelete-log-attributesサブコマンドにおいて、削除できないログ属性が次のように変更されます。
V1.2以前 | V2.0以降 |
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以下のログ属性を削除することはできません。
| 以下のログ属性を削除することはできません。
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対処方法
ロガーの定義項目について、V2.0以降で利用可能な定義項目名、値の範囲、初期値を使用してください。
管理コンソールの「ロガーの設定」画面でjava.util.logging.FileHandler関連のログ属性を設定する場合は、「追加」ボタンを使用してログ属性を追加してください。