MSFCによるクラスタシステムでの作業手順を以下の図に示します。
ここでは、1対1の運用待機の場合について“1.2.1 1対1の運用待機の構成”で説明している構成を基に説明します。
図中の太線で囲んだ項目については、本書で詳しく説明します。それ以外の項目については、以下のマニュアルを参照してください。
導入運用ガイド
Symfoware Server クラスタ運用ガイド
Symfoware Server 導入ガイド(クライアント編)
Linkexpress 導入ガイド
Linkexpress 運用ガイド
Linkexpress クラスタシステム導入説明書
MSFCでの作業手順
図2.3 Symfoware Serverがフェイルオーバ運用の場合
図2.4 Symfoware Serverがデータベース多重化運用の場合
ポイント
複写先システムがクラスタシステムの場合は、以下の作業に加え、“Linkexpress Replication optionのインストール”と“DBサービス定義”を行う必要があります。
DBMSのインストール(フェイルオーバ運用の場合)
DBMSのClientのインストール(データベース多重化運用の場合)
DBMSのセットアップ
Linkexpressのインストール
Linkexpressのセットアップ
レプリケーション対象のデータベースの作成
Symfoware Serverがデータベース多重化運用の場合、データベース多重化システムを複写元システムとするレプリケーションをDBミラーリングシステム連携と呼びます。DBミラーリングシステム連携では複写元システムの連携サーバを運用待機のクラスタ構成とすることで、連携サーバの一方のシステムに障害が発生してもレプリケーション業務を継続することができます。
DBミラーリングシステム連携の場合、連携サーバに障害が発生するとトランザクションログテーブルが膨張するため、データベースサーバの可用性を脅かす場合があります。そのため、Linkexpress Replication optionでは連携サーバを運用待機のクラスタ構成とすることを推奨しています。