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Linkexpress Replication optionV5.0L27 クラスタ導入運用ガイド

SolarisLinux2.1.1 PRIMECLUSTERによるクラスタシステム

PRIMECLUSTERによるクラスタシステムでの作業手順を以下の図に示します。

ここでは、1対1の運用待機について、“1.2.1 1対1の運用待機の構成”で説明している構成を基に説明します。

図中の太線で囲んだ項目については、本書で詳しく説明します。それ以外の項目については、以下のマニュアルを参照してください。

注意

PRIMECLUSTERによるクラスタシステムは、コールドスタンバイ運用での1対1の運用待機だけをサポートしています。

参照

PRIMECLUSTERによるクラスタシステムの詳細については、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書”を参照してください。

PRIMECLUSTERによるクラスタシステムでの作業手順

図2.1 Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresがフェイルオーバ運用の場合

図2.2 Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresがデータベース多重化運用の場合

ポイント

  • 複写先システムがクラスタシステムの場合は、以下の作業に加え、“Linkexpress Replication optionのインストール”と“DBサービス定義”を行う必要があります。

    • DBMSのインストール(フェイルオーバ運用の場合)

    • DBMSのClientのインストール(データベース多重化運用の場合)

    • DBMSのセットアップ

    • Linkexpressのインストール

    • Linkexpressのセットアップ

    • レプリケーション対象のデータベースの作成

  • Symfoware ServerまたはEnterprise Postgresがデータベース多重化運用の場合、データベース多重化システムを複写元とするレプリケーションをDBミラーリングシステム連携と呼びます。DBミラーリングシステム連携では複写元システムの連携サーバを運用待機のクラスタ構成とすることで、連携サーバの一方のシステムに障害が発生してもレプリケーション業務を継続することができます。

  • DBミラーリングシステム連携の場合、連携サーバに障害が発生するとトランザクションログテーブルが膨張するため、データベースサーバの可用性を脅かす場合があります。そのため、Linkexpress Replication optionでは連携サーバを運用待機のクラスタ構成とすることを推奨しています。