以下の手順でインストールします。
DVDドライブのマウント
DVDをDVDドライブに挿入し、以下のコマンドを実行します。自動マウントデーモン(autofs)により、DVDの自動マウントをすると、マウントオプションに noexec が設定されているため、コマンドの起動に失敗します。
# mount -t iso9660 -r -o loop /dev/dvd /media/dvd <Enter>
/dev/dvdは、DVDドライブのデバイス名です。環境により異なりますので確認してください。
/media/dvdは、DVDをマウントするマウントポイント名です。必要に応じて作成してください。
インストールパラメーターCSVファイルの作成
システムの運用で必要となる機能を検討してから、以下の記述形式に従ってインストールパラメーターCSVファイルを作成します。
セクション名,パラメーター名,設定値 セクション名,パラメーター名,設定値 :
インストールパラメーターCSVファイルの詳細については“D.1 インストールパラメーターCSVファイルについて”を参照してください。
参考
インストールパラメーターCSVファイルのひな形は、“/media/dvd/DISK1/sample/sample_silent.csv”です。
/media/dvdは、DVDをマウントしたマウントポイント名です。
インストーラの起動
以下のコマンドを実行してインストーラを起動します。
# /media/dvd/bsb_install.sh -S インストールパラメーターCSVファイルのパス <Enter>
/media/dvdは、DVDをマウントしたマウントポイント名です。
本コマンドの詳細については“F.1 bsb_install”を参照してください。
復帰値の確認
以下のコマンドを実行して、復帰値を確認します。
# echo $? <Enter>
サイレントインストールが異常終了した場合、復帰値に10以上の数値が通知されます。また、ログファイルには異常メッセージが出力されます。詳細については“F.1 bsb_install”を参照してください。
修正適用管理簿を更新します。詳細はUpdateAdvisor(ミドルウェア)のヘルプを参照してください。
注意
インストールパラメーターCSVファイルの解析で誤りを検出した場合は、エラーメッセージを出力します。
インストールに失敗した場合は、復帰値やログファイルに出力されたメッセージを確認し、失敗した原因を取り除いてください。
復帰値が100以上の場合は以下のログを採取した後、富士通技術員に連絡をお願いします。
コマンドライン
インストールログファイル(/var/log/bsb_install.log)
アンインストールと管理(ミドルウェア)のログファイル(/var/opt/FJSVcir/cir/logs/cirlog0.log.0)
復帰値が60以上の場合は原因解決後に以下のコマンドで製品を削除してから、再度インストールを実施してください。
# /media/dvd/setup/bsb_delete.sh <Enter>
/media/dvdは、DVDをマウントしたマウントポイント名です。
bsb_delete.shコマンドの詳細については“F.2 bsb_delete”を参照してください。