ページの先頭行へ戻る
Big Data Integration ServerV1.7.0 利用ガイド

4.2.1 対話形式でのインストール

以下の手順でインストールします。
なお、画面例に記載している“x.y.z”は、インストールされている製品のバージョンレベルを示します。

  1. DVDドライブのマウント
    DVDを DVDドライブに挿入し、以下のコマンドを実行します。自動マウントデーモン(autofs)により、DVDの自動マウントをすると、マウントオプションに noexec が設定されているため、コマンドの起動に失敗します。

    # mount -t iso9660 -r -o loop /dev/dvd /media/dvd  <Enter>

    /dev/dvdは、DVDドライブのデバイス名です。環境により異なりますので確認してください。
    /media/dvdは、DVDをマウントするマウントポイント名です。必要に応じて作成してください。

  2. インストーラの起動
    以下のコマンドを実行してインストーラを起動します。

    # /media/dvd/bsb_install.sh <Enter>

    /media/dvdは、DVDをマウントしたマウントポイント名です。
    本コマンドの詳細については“F.1 bsb_install”を参照してください。

  3. 機能の選択

    インストール可能な機能の一覧が、以下のように表示されます。
    インストールする機能の番号(複数指定可)を入力してEnterキーをクリックします。
    なお、以下の機能は同時に選択できません。

    • インメモリ検索(サーバ)とインメモリ検索(クライアント)

    • マスタサーバとスレーブサーバ

    • マスタサーバと開発実行環境サーバ

    • スレーブサーバと開発実行環境サーバ

    ================================================================================
    Big Data Integration Server  Vx.y.z
    ================================================================================
    
    << メニュー >>
    
    1: インメモリ検索(サーバ)
    2: ディスク検索
    3: スキーマレス加工
    4: ログ収集
    5: メッセージング
    6: DBアダプタ
    7: マスタサーバ
    8: スレーブサーバ
    9: 開発実行環境サーバ
    10: インメモリ検索(クライアント)
    
    インストールする機能を選択してください。
    複数選択する場合は","で区切ります。(例: 1,2)
    [number,q](省略時は1,2,3,4,5): <Enter>
  4. インストール情報の確認

    指定した情報が以下のように表示されます。
    設定内容に問題がない場合は、[y]を入力してEnterキーをクリックします。
    設定内容を変更する場合は、[c]を入力してEnterキーをクリックします。

    選択した機能
      インメモリ検索(サーバ)
      ディスク検索
      スキーマレス加工
      ログ収集
      メッセージング
    
    上記の情報でインストールを開始しますか?
    y: インストールを開始します。
    c: 情報を変更します。
    q: インストールせずに終了します。
    [y,c,q](省略値はy): y <Enter>
  5. インストール状態の表示

    インストール状態が以下のように表示されます。

    “Big Data Integration Server”のインストールを開始します。
    
      インメモリ検索(サーバ)のインストールを開始します。
      インメモリ検索(サーバ)のインストールが完了しました。
      ディスク検索のインストールを開始します。
      ディスク検索のインストールが完了しました。
      スキーマレス加工のインストールを開始します。
      スキーマレス加工のインストールが完了しました。
      ログ収集のインストールを開始します。
      ログ収集のインストールが完了しました。
      メッセージングのインストールを開始します。
      メッセージングのインストールが完了しました。
    
  6. インストール完了

    インストールが完了したときに、インストールの処理結果を示すメッセージが表示されます。
    インストールが正常終了した場合は、以下のメッセージが表示されます。

    “Big Data Integration Server”のインストールが正常終了しました。
  7. 復帰値の確認

    インストールに失敗した場合は、以下のコマンドを実行して復帰値を確認してください。

    # echo $? <Enter>

    インストールが異常終了した場合、復帰値に10以上の数値が通知されます。詳細については“F.1 bsb_install”を参照してください。

  8. 修正適用管理簿を更新します。詳細はUpdateAdvisor(ミドルウェア)のヘルプを参照してください。

注意

  • インストールに失敗した場合は、復帰値やログファイルに出力されたメッセージを確認し、失敗した原因を取り除いてください。

  • 復帰値が100以上の場合は以下のログを採取した後、富士通技術員に連絡をお願いします。

    • コマンドライン

    • インストールログファイル(/var/log/bsb_install.log)

    • アンインストールと管理(ミドルウェア)のログファイル(/var/opt/FJSVcir/cir/logs/cirlog0.log.0)

  • 復帰値が60以上の場合は原因解決後に以下のコマンドで製品を削除してから、再度インストールを実施してください。

    # /media/dvd/setup/bsb_delete.sh <Enter>

    /media/dvdは、DVDをマウントしたマウントポイント名です。
    本コマンドの詳細については“F.2 bsb_delete”を参照してください。