以下の手順でインストールします。
なお、画面例に記載している“x.y.z”は、インストールされている製品のバージョンレベルを示します。
DVDドライブのマウント
DVDを DVDドライブに挿入し、以下のコマンドを実行します。自動マウントデーモン(autofs)により、DVDの自動マウントをすると、マウントオプションに noexec が設定されているため、コマンドの起動に失敗します。
# mount -t iso9660 -r -o loop /dev/dvd /media/dvd <Enter>
/dev/dvdは、DVDドライブのデバイス名です。環境により異なりますので確認してください。
/media/dvdは、DVDをマウントするマウントポイント名です。必要に応じて作成してください。
インストーラの起動
以下のコマンドを実行してインストーラを起動します。
# /media/dvd/bsb_install.sh <Enter>
/media/dvdは、DVDをマウントしたマウントポイント名です。
本コマンドの詳細については“F.1 bsb_install”を参照してください。
機能の選択
インストール可能な機能の一覧が、以下のように表示されます。
インストールする機能の番号(複数指定可)を入力してEnterキーをクリックします。
なお、以下の機能は同時に選択できません。
インメモリ検索(サーバ)とインメモリ検索(クライアント)
マスタサーバとスレーブサーバ
マスタサーバと開発実行環境サーバ
スレーブサーバと開発実行環境サーバ
================================================================================ Big Data Integration Server Vx.y.z ================================================================================ << メニュー >> 1: インメモリ検索(サーバ) 2: ディスク検索 3: スキーマレス加工 4: ログ収集 5: メッセージング 6: DBアダプタ 7: マスタサーバ 8: スレーブサーバ 9: 開発実行環境サーバ 10: インメモリ検索(クライアント) インストールする機能を選択してください。 複数選択する場合は","で区切ります。(例: 1,2) [number,q](省略時は1,2,3,4,5): <Enter>
インストール情報の確認
指定した情報が以下のように表示されます。
設定内容に問題がない場合は、[y]を入力してEnterキーをクリックします。
設定内容を変更する場合は、[c]を入力してEnterキーをクリックします。
選択した機能 インメモリ検索(サーバ) ディスク検索 スキーマレス加工 ログ収集 メッセージング 上記の情報でインストールを開始しますか? y: インストールを開始します。 c: 情報を変更します。 q: インストールせずに終了します。 [y,c,q](省略値はy): y <Enter>
インストール状態の表示
インストール状態が以下のように表示されます。
“Big Data Integration Server”のインストールを開始します。 インメモリ検索(サーバ)のインストールを開始します。 インメモリ検索(サーバ)のインストールが完了しました。 ディスク検索のインストールを開始します。 ディスク検索のインストールが完了しました。 スキーマレス加工のインストールを開始します。 スキーマレス加工のインストールが完了しました。 ログ収集のインストールを開始します。 ログ収集のインストールが完了しました。 メッセージングのインストールを開始します。 メッセージングのインストールが完了しました。
インストール完了
インストールが完了したときに、インストールの処理結果を示すメッセージが表示されます。
インストールが正常終了した場合は、以下のメッセージが表示されます。
“Big Data Integration Server”のインストールが正常終了しました。
復帰値の確認
インストールに失敗した場合は、以下のコマンドを実行して復帰値を確認してください。
# echo $? <Enter>
インストールが異常終了した場合、復帰値に10以上の数値が通知されます。詳細については“F.1 bsb_install”を参照してください。
修正適用管理簿を更新します。詳細はUpdateAdvisor(ミドルウェア)のヘルプを参照してください。
注意
インストールに失敗した場合は、復帰値やログファイルに出力されたメッセージを確認し、失敗した原因を取り除いてください。
復帰値が100以上の場合は以下のログを採取した後、富士通技術員に連絡をお願いします。
コマンドライン
インストールログファイル(/var/log/bsb_install.log)
アンインストールと管理(ミドルウェア)のログファイル(/var/opt/FJSVcir/cir/logs/cirlog0.log.0)
復帰値が60以上の場合は原因解決後に以下のコマンドで製品を削除してから、再度インストールを実施してください。
# /media/dvd/setup/bsb_delete.sh <Enter>
/media/dvdは、DVDをマウントしたマウントポイント名です。
本コマンドの詳細については“F.2 bsb_delete”を参照してください。