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Linkexpress Replication optionV5.0L27 導入運用ガイド

D.2.4 RLP定義ファイルの作成

RLPの構成要素を定義したRLP定義ファイルは、任意のファイル名で、任意のディレクトリに配置します。

ファイル名:任意

設定対象  :両システム

注意

  • オンライン中リカバリ機能を利用する場合は、両システムのRLP定義ファイルは必ず同じ内容にしてください。
    また、配置先も両システムで同じディレクトリパス名のディレクトリに配置してください。

  • オンライン中リカバリ機能を利用しないセンター切替えを行うシステムの場合は、両システムのRLP定義ファイルの以下のパラメタを同じ内容にしてください。
    センター切替えを行わないシステムの場合は、省略できるパラメタがあります。詳細は下表を参照してください。記述形式については、“D.1 各種パラメタファイルの記述形式について”を参照してください。

    • RLP_LOGGRP

    • TRANS_MODE

    • RLC_NUM

    • RLC_SIZE

    • MNDB_SIZE

    • CONT_FILE_SIZE

パラメタ名

指定内容

省略の可否

複写元システム

複写先システム

省略値

RLP_LOGGRP

ロググループ名


(注1)


(注1)

システムロググループ

RLM_OWN_SEND_DEVICE

自側送信用RLMのファイル名

不可

不可

なし

RLM_OWN_RECV_DEVICE

自側受信用RLMのファイル名

不可

不可

なし

TRANS_MODE

RERUNログの転送方式

不可

不可

なし

RLC_NUM

RLCの数

不可

不可

なし

RLC_SIZE

RLCファイルのサイズ

不可

不可

なし

RLC_OWN_DEVICEn

n個目のRLCのファイル名

不可
(注2)

不可
(注2)

なし

MNDB_RAW_DEVICE

BC管理DBを作成するローデバイス名またはディレクトリパス名

(注3)

(注3)

なし

MNDB_FILE

BC管理DBを作成するファイル名

(注3)

(注3)

なし

MNDB_SIZE

BC管理DBを作成するファイルのサイズ

不可
(注4)

不可
(注4)

なし

CONT_FILE_SIZE

RERUNログ引継ぎファイルのサイズ

不可

不可

なし

注1) ユーザロググループに対しては、省略できません。
     オンライン中リカバリ機能を利用する場合も省略できません。
注2) センター切替えを行わないシステムの場合、複写先システムのRLP定義ファイルでは省略が可能です。
     ただし、オンライン中リカバリ機能を利用する場合は省略できません。
注3) MNDB_RAW_DEVICEまたはMNDB_FILEのどちらかを指定します。
注4) MNDB_RAW_DEVICEを指定した場合、省略が可能です。
     ただし、オンライン中リカバリ機能を利用する場合は省略できません。


RLP_LOGGRP
RLP_LOGGRP = ロググループ名
[内容]

DRレプリケーション対象とするロググループ名を指定します。

[形式]

Symfoware/RDBのロググループ名を指定します。
スケーラブルログ運用を行っていて本パラメタを省略した場合、または“system”を指定した場合は、システムロググループが処理の対象となります。
ユーザロググループに対しては、本パラメタは省略できません。

RLM_OWN_SEND_DEVICE
RLM_OWN_SEND_DEVICE = 自側送信用RLMのファイル名
[内容]

自側送信用RLMのファイル名を指定します。

[形式]

任意のファイル名を、1023バイト以内の絶対パス名で指定します。
本パラメタは省略することはできません。
RLM_OWN_SEND_DEVICEに指定されたファイルがすでに存在する場合は、RLP環境の作成(lxrepdrcrtコマンド)が異常終了します。

RLM_OWN_RECV_DEVICE
RLM_OWN_SEND_DEVICE = 自側受信用RLMのファイル名
[内容]

自側受信用RLMのファイル名を指定します。

[形式]

任意のファイル名を、1023バイト以内の絶対パス名で指定します。
本パラメタは省略することはできません。
RLM_OWN_RECV_DEVICEに指定されたファイルがすでに存在する場合は、RLP環境の作成(lxrepdrcrtコマンド)が異常終了します。

TRANS_MODE
TRANS_MODE = DRREP
[内容]

RERUNログの転送方式を指定します。

[形式]

DRREP:DRレプリケーション方式でRERUNログを取得します。
本パラメタは省略することはできません。

RLC_NUM
RLC_NUM = RLCファイル数
[内容]

作成するRLC数を指定します。

[形式]

RLCファイル数を3~64の値で指定します。
本パラメタは省略することはできません。

RLC_SIZE
RLC_SIZE = RLCファイルサイズ
[内容]

作成するRLCファイルのサイズを指定します。

[形式]

10メガバイト以上のサイズを、単位の“K”または“M”を付加した形式で指定します。
本パラメタは省略することはできません。

RLC_OWN_DEVICEn
RLC_OWN_DEVICEn = RLCファイル名
:
[内容]

n個目のRLCファイル名を1023バイト以内の絶対パス名で指定します。RLC_NUMに設定した値の個数分定義します。

[形式]

n:1~RLC_NUM
RLC_NUMに指定した値の行数を記述します。

例)RLC_NUMが3の場合
RLC_OWN_DEVICE1=/DRREP/rlc1
RLC_OWN_DEVICE2=/DRREP/rlc2
RLC_OWN_DEVICE3=/DRREP/rlc3

本パラメタは省略することはできません。
RLC_OWN_DEVICEnに指定されたファイルがすでに存在する場合は、RLP環境の作成(lxrepdrcrtコマンド)が異常終了します。

MNDB_RAW_DEVICE
MNDB_RAW_DEVICE = RLP管理オブジェクト作成先ローデバイス名
[内容]

RLP管理オブジェクトの作成先ローデバイス名を指定します。
本パラメタは、RLP管理オブジェクトの作成先をローデバイスとする場合にのみ記述します。

[形式]

任意のローデバイスの名を指定します。
MNDB_RAW_DEVICEまたはMNDB_FILEのどちらかを指定します。

MNDB_FILE
MNDB_FILE = RLP管理オブジェクト作成先ファイル名
[内容]

RLP管理オブジェクトの作成先のファイル名を指定します。
本パラメタは、RLP管理オブジェクトの作成先をファイルとする場合にのみ記述します。

[形式]

任意のファイル名を、255バイト以内の絶対パス名で指定します。
MNDB_RAW_DEVICEまたはMNDB_FILEのどちらかを指定します。

MNDB_SIZE
MNDB_SIZE = 全体スペース量 | 作成サイズ
[内容]

RLP管理オブジェクトの全体スペース量または作成サイズ指定します。

[形式]

6Mバイト~999Gバイトの範囲で、単位の“M”または“G”を付加した形式で指定します。
MNDB_FILEを指定した場合、省略することはできません。

全体スペース量:作成先にファイルを指定している場合に指定します。

作成サイズ :作成先にローデバイスを指定している場合に指定します。

CONT_FILE_SIZE
CONT_FILE_SIZE = RERUNログ引継ぎファイルのサイズ
[内容]

RERUNログ引継ぎファイルのサイズを指定します。

[形式]

1~2097151の範囲で、単位の“M”を付加した形式で指定します。
本パラメタは省略することはできません。